【香港】荃湾(チュンワン)エリア紹介 Tsuen Wan

2023/05/15

発展し続ける新界の注目株 荃灣 Area 記事 タイトル

中環と尖沙咀を結ぶMTR荃湾ラインの終点である荃湾。工業エリアだった時代を終え、今新たにベットタウンとして、新しいマンション群の建設ラッシュを迎えている。荃湾が初めて書物に登場するのが漢の時代。宋の時代の文献にはこの辺りの海が浅かったので、【浅湾】と呼ばれていた事が分かる。1277年には時の皇帝が逃れ着いた土地となり、その追手と皇帝を守るために立ち上がった地元住民が戦った歴史も。清の時代には客家が移り住み塩田を広げていき、その時代その時代の統治者によって、九龍に組み込まれたり、新界に組み込まれたりを繰り返す。

1950年代は中国大陸から大量の移民が香港に渡ってきたことにより、荃湾の徳士古道、淺楊屋道や柴灣角一体は多くの工場が立つようになった。この時代から荃湾は工業エリアとなる。それを偲んでか荃湾広場のスターバックスの店舗には、このエリアが工場地帯だった事を示す古いミシンの機械がデコレートされている。1982年にはMTR荃湾ラインが開通し尖沙咀を通り中環までの交通が便利になった。1998年には駅まで空調が効いた室内陸橋が続くマンションとショッピングモールがひとつになった愉景新城が完成。2003年に海沿いに西鉄ラインの荃湾西駅が完成。

2007年には香港で当時は五本の指に入る高層ビルである如心廣場が完成し、現在でも香港第六位の高さを誇り、新界では一番高いビルでもある。2008年には日系レストランもテナントに入る荃新天地(City Walk)がオープンし、2009年には荃湾に陸橋を網の目の様に造る計画が上がり、現在は43個もの陸橋があるという。荃湾駅と荃湾西駅も間もなくその陸橋で繋がる予定だ。雨の日でも濡れずにマンションから駅まで行ける便利なエリアとなりつつあるのがこの街だ。


荃灣 Area 記事スポット紹介見出し

 

 

 

三棟屋博物館11

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荃灣 Area 在住日本人の声 インタビュー記事

 

 

 

荃湾在住 日本人住民の声 インタビュー記事 見出し

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荃灣 Area ハイキング記事 見出し

 

 

 

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荃灣 Area から行ける馬湾 記事 見出し

 

 

 

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