「WiFi環境改善」兆星電脳有限公司(広東省佛山市)

2014/05/21

 

 

WIFI改善毎日ITサービスの仕事で広東省を忙しく走り回っている著者です。顧客企業のPC、サーバ、ネットワークの導入やメンテナンスが本業ですので、表題にもあるように時にはWiFiルータの件でお客様よりご質問を受けることも多々あります。インターネットの無線接続(WiFi)は全世界でかなり一般化しており、オフィスでも自宅でもごく普通にWiFiが利用されていますね。スマートフォンからFacebookやWeChatを使うのが日常化していますし、ホテル、レストラン、カフェといった外出先でもWiFiを使える場所は無数にあります。このWiFi接続ですが、オフィスや自宅で「電波が弱い」と感じたことはおありでしょうか。WiFiルータからそれほど離れていなくても繋がりが悪くなるケースが度々発生しますので、以下を参考にしてお使いのWiFi環境を改善してみてください。

 

❶WiFiルータ周りの障害物を取り除く

WiFiルータの電波はアンテナより全方向に出ますので、近くにできるだけ障害物が無く部屋全体に電波が行き届きやすいように配置することが重要です。一番良いのは部屋のレイアウト上でど真ん中に置くのが理想的ですが、それが無理な場合もなるべく工夫してみてください。

❷ファームウェアを最新のものに更新する
意外と見落としがちな点ですが、WiFiルータ機器のメーカーはファームウェアの更新版を出すことによって不具合を解決する手段とする場合が多いので、お使いのWiFiルータのファームウェアは常に最新版を保つことで快適に利用できるでしょう。WiFiルータの管理画面内にファームウェア更新画面があるはずです。

❸電波干渉の少ないチャンネルを選択する
WiFiルータは使用するチャンネル設定ができるようになっており、このチャンネル次第で電波干渉を抑えることができればWiFi環境が更に快適になります。オフィスビルやマンション等、近隣に多くのWiFiルータが相互に電波干渉を引き起こしている場合はこのチャンネル変更はとても有効です。ITサービス会社でしたらWiFiをお使いの場所に最適なチャンネルを調べることができますから一度ご相談ください。

❹アクセスポイントを追加する
広いオフィスや部屋のレイアウトが複雑な設計の場合は、迷わず2台目のWiFiルータを追加し、「アクセスポイント」として2拠点からWiFi電波を受信できるようにするのがオススメです。入り組んだレイアウトで沢山部屋があるマンションやオフィスの場合はこの方法が一番簡単です。

❺WiFi電波の強弱はメーカーやWiFi規格によって異なる
上記の改善方法を試してみて、どうしてもWiFiの電波が弱いと感じる場合は別メーカーのWiFiルータ機器を使うか、異なった周波数帯域(WiFi規格)のものを導入することも考慮しましょう。同規格でもメーカーによって電波の強弱がかなり異なる場合があります。

赤座 卓也(あかざ たくや)兆星電脳有限公司

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