殿方 育児あそばせ!第13回

2021/10/06

殿方育児あそばせ

 

「失敗は成功のもと?」

photo1 今回はクッキングネタに戻る。が、最初に言っておきたい。今回は残念ながら失敗談だw。

 妻が、近所のお料理上手なママ友さんからアイシングクッキーの作り方を習ってきた。少し厚めのクッキーの上に砂糖でカラフルな絵を描くクッキー。見て楽しい、食べておいしいクッキーだ。妻が持ち帰った上品なクッキーをいただいたが、サクサクほろっと甘い口どけでとても美味しかった。子供達も喜んで1つ1つじっくり見てから味わっていた。その日のうちに妻がタオバオを見ながら、材料をポチっていた。我が家でも作る気なのだ。私も、この美味しくて楽しいクッキー作りには興味がある。そして便乗させてもらい記事にすることにした。

 ここでは、タオバオやジンドンで写真検索してポチるだけで材料がそろう、しかも割とどれも安価。この便利さのおかげで、何かやってみようと思い立ったらすぐにチャレンジできる。中国に住んで9か月。ようやく我が家も店に足を運ばずとも欲しい物が手に入る便利さに慣れてきた。

 さて、無事に材料がそろい、いざ実践。子供達もやる気満々!だったのだが、もちろん即アイシングができるわけではない。まずはクッキー作り。粉の計量や室温に戻したバターに粉をふるって混ぜる等、3歳の娘には手伝いたくても邪魔にしかならない工程ばかり。7歳の息子も不器用なので、ふるった粉はボールからはみ出すわ、ハンドミキサーを回せば生地が周りに飛び跳ねる。明らかに妻はイライラしている様子。結局途中から妻が自分でやる。しょんぼりする子供達w。生地を寝かせている間に妻のイライラも収まり、生地を型抜く作業は楽しそうにみんなでやっていた。自分が型を抜いたクッキー生地を大切そうに天板に並べる息子。オーブンの中で焼けていくクッキーのことも「いい匂いしてきた!」と見守っていた。

photo2 その間、アイシングを作る。大量の粉糖にメレンゲパウダ―、水。ミキサーで混ぜる。色付けをしたい子供達に食紅混ぜをさせたが、濃くなるし混ぜ方も不均等、手についた食紅を服で拭いて叱られる……。結果、再び妻オンリーで8色のアイシングを色付けして絞り袋に入れていた。

 クッキーが焼き上がった。出来立てを熱々しながら息子とこっそり味見。「超美味しい!!」とにっこりする息子。たしかに味見って、なぜか格別に美味しく感じる。

 いよいよ!冷めたクッキーにアイシングを絞る! 妻が自分が習ってきたことを説明する。「まず固いアイシング液でふちどって……。」しかし子供達の耳には入らない。諦める妻。私も童心に戻り、子供達とゲラゲラ笑いながら楽しく描いた。とても上手にできたと自分では思うが、ここに載せるにふさわしくない絵なので割愛だ。※もし載せたらPPWがピーピーWになってしまう。(編集者の皆様すみません。どうしても言いたかったんです……。)

photo3 ほかのクッキーも少々濃い色が多く、上品とはほど遠い毒々しい感じのカラフルなクッキー達のオンパレードだ。妻からしたら、子供と終始楽しくといかずイライラしながらの作業で、出来栄えも思ってたんと違う……と、リベンジを誓っていた。

 なんでもそうだが、子供と何かをするときは難しい工程は先に大人が済ませておくのが大事だと感じた。

 とりあえずアイシングクッキーは物凄く難しい! しかし『難しいということが分かったことも収穫のうちの一つだ。』そう家族に伝え良い父を演じたが、【上手にできるに越したことはない】と内心一人思っていたのは妻には言えない……w


スクリーンショット 2021-09-06 144041

Ryosuke Yoshida

埼玉出身、大阪生活は12年。中国語初心者・初の海外生活ということで右も左もわからない状態ですが、世界埼玉化計画推進の為、広州に家族(妻・長男6歳・長女2歳)とやってきました。広州在住日本人の先輩方に助けられ徐々に行動範囲と会話力が広がってきたところです。趣味はゲーム。仕事もゲーム。好物はビールと十万石饅頭、そこらへんの草。

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