香港・孟意堂の風水シリーズ!緑のパワーを活用しよう!

2014/06/10

中国で生まれ五千年以上の歴史ある風水。ここでは便利な風水の道具(ツール)をご紹介しながら風水の奥義に迫ります。

◆パワースポットにある緑◆

日本のパワースポットの1つである「日光東照宮」は栃木県の日光山内という小高い地にあり、緑に囲まれた場所にあります。

日光東照宮

江戸幕府を開き、その後長年に渡る徳川家の繁栄を築いた徳川家康公が祀られている霊廟として有名な地です。今の季節は、大自然の成す広い空間に生育している木々と、他の地域とは明らかに違うフレッシュな新緑の香りが楽しめ、とてもすがすがしい気持ちになれるところです。実際にこの場所に行けば、樹齢600年のご神木(しんぼく)から芽生えたばかりの草やシダや苔にいたるまで、とても生き生きと生育しているのが分かります。植物のみならず、そこに生育している動物や虫にとっても生活しやすい環境をもたらしています。

我々人間にとっても、この「生き生き」が実はとても大切です。生命力のないモノに囲まれて生活している都会の人々にとって生命力を持ったみどりのエネルギーはなくてはならない存在です。

◆緑を五行で分析すると◆

風水と緑風水の世界で緑は五行の「木エネルギー」を持ち、「甲」は陽木、「乙」は陰木を表します。「甲」は天に向かってまっすぐに伸びて行く大木を表し、「乙」はみずみずしさと柔軟性を持った優しい草花を表しています。甲乙いずれも太陽の光と暖かさ(=火エネルギー)と天からの恵みである雨水(=水エネルギー)がなければ生育できません。そして、土(=土エネルギー)を通じて地面から養分を吸収しなければ安定できず栄養を得る事もできません。木は水が多すぎれば腐ってしまいますし、水分が足りなくなればからからに乾いてしまい花や実を結ぶことができません。植物として成長することすら危うくなります。
実際に大木を活用するためには、カットしたり表面を磨いたり、材木を加工する必要があります。草花も余分な枝葉をカットしなければその美しさが磨かれず、人々の心を和ませることができません。木にとって怖い存在である金エネルギーは、木を磨いたり活用するという意味では重要な役割を担います。
つまり、木エネルギーは水だけで生育しているわけではなく、火も水も土も金も全て必要なエネルギーなのです。
◆久美子的風水で緑を活用する奥義◆
植物にはネガティブなエネルギーを吸収してくれる働きを持つものと、ポジティブな力を更にアップしてくれる効果のあるものがあります。
周囲が工事中であったり、長い道路や鎌のような形の道路が室内に向かって圧迫感をもたらす等、ネガティブなエネルギーが存在する場所には細長く尖った葉を持つ観葉植物が有効です。
また、香港は狭い地域に多くの人が働き、仕事や生活面でもプレッシャーが強いところです。地面のほとんどがアスファルトで、住まいや事務所も鉄筋コンクリートでできていています。高層ビルのため窓の開閉がままならない環境も少なくありません。海に囲まれ山や緑が多いものの、実際にはその恩恵を受けにくい環境の中もあるでしょう。
お住まいの玄関に花を飾ったり、デスクに観葉植物を飾ってみましょう。植物を必要な場所に必要なだけ配置し、植物の持つ生き生きとした生命力を活用してみる、これはとても自然でそして活用すれば明らかに違いが出てくる方法なのです。
前述の日光東照宮では、そこに生育している大木や草花はのびのびと生育していました。それぞれが力強くピンと張りつめて行きているのではなく、自分の置かれた環境で安心して育ち、それが証拠であるかのように穏やかなエネルギーを放っていました。
この穏やかなエネルギーの波動に人々が呼応し、それを「癒される」と表現したり、「心地が良い」と感じる。たったこれだけのことを風水の世界では重視しています。科学の世界で解明されていない目に見えない事を随分昔から活用しているのです。

彦坂 久美子
<プロフィール>
愛知県名古屋市出身。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、著名ブランドが認めた風水師デビッド•ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経、四柱推命も含めた玄学に長年携わる。住宅、事務所、店舗等の風水の他、店舗の開店日や引越し、結婚の日取り等の選定、四柱推命を使い、結婚、子育て、ビジネス、健康等人生における様々な問題やニーズに対応している。
久美子顧問
<問い合わせ先>
住所:Rm. 2912, Tower 2, Times Square,
1 Matheson St., Causeway Bay
電話:+852-9841-6366
ファクス:+852-2961-4800
電子メール:kumiko6ring@gmail.com

Pocket
LINEで送る