次男美大への挑戦

山形→仙台→東京の巡業を経て、加賀に戻ってきました。

いや～～
日本の受験は複雑難解ですね。
冬の寒い時期に、インフルエンザやコロナを気にしながら受けることも、わざわざその学校まで行かねばならないことも、学校によって試験が異なることも、受験生に優しくないですね。
欧米のように同じスコアをオンラインで全ての学校にアプライすることができるようになればいいのに、、と思います。

美大受験は全ての学校で実技が異なるので各大学専門の予備校があります。
当然専門に勉強した人の方が有利。
どの学部も3～15倍の高倍率。現役合格はハードルが高いようです。

「全て不合格ならどうする？」の質問に、次男は
「俄然やる気になる。あと1年勉強させてほしい」
「デッサンや色彩構成だけに時間が使えるのはうれしい」と答えました。
ああ、この子は本当にやりたいことを見つけたんだな。と嬉しくなりました。

高大一貫校で友人はみんなエスカレータ式で進学する中学校で1人だけ美大進学を目指しました。
三者面談で美大進学や就職の難しさ、エスカレータでの進学を進められたときも、指定校推薦での美大進学を進められたときもきっぱりと断った次男。

「自分の実力を試したい」「頑張りたい」と言いました。
もしかしたら浪人するかもしれない。
浪人しても合格できる保証はない。
才能がないと打ちひしがれる日がくるかもしれない。

けれど自分で自分を信じて選んだ道を歩くと決めた若い魂がとても眩しく見えました。

今の私に彼のような勇気はありません。
歳をとるごとに、挑戦することが怖くなります。
安易な方向に逃げたくなります。

「挑戦しなかった」自分。
「逃げた」自分。
一番知っているのは自分自身。

周りがそうするからでなく、誰かに言われたからでなく、自分と対話して出てきた答え。
自分を信じて歩いていくしかないのです。

親にできることは「覚悟を決める」こと。
もしもの場合を想定して、「それでも大丈夫」「その道が最善」と腹をくくる。

そして、彼を信じるです。
どんな結果になったとしても彼なら大丈夫。
この経験がきっと彼の肥やしになる。

書きながらそう自分に言い聞かせています＾＾

 Kyou氏 プロフィール
海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。現在上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」展開中。香港にて講座開催中♪

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