読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」第263回

2022/04/06

自分と繋がるノイズレスな生き方

ニュージーランド人の旦那様を追って、秘境に住む女性とオンラインでお話しました。
「Raw Beauty」をテーマにしていて飾らないありのままの自分と家族がそれぞれの「違い」を楽しみながら自由で素敵な暮らしをされている女性です。

東京から彼を追ってニュージーランドの秘境に渡ったのまでは良かったのですが本当になにもない、ただ自然だけが広がるその土地に絶望していたそうです。
東京にいるときは、ランチやバー、美術館や習い事。刺激的な場所がたくさんあって、「自分と向き合う」必要がなかった。

ニュージーランドでは、ビーチに行くくらいしかなくて、くる日もくる日もそこにあるのは自然と自分だけ。
大嫌いな自分に向き合うことから毎日逃げ出したかったとおっしゃいます。
けれど自分と繋がり対話できるようになってからは、住んでいる場所が「なにもない」から「なんでもある」に変わったそうです。スクリーンショット (858)

自分と対話するにはノイズレスな空間が必要です。
今の日本でノイズレスな環境に身を置くことは難しいのかもしれません。

人と会ったり、イベントに参加したり、旅行に行ったり。
そこに「自分」でない他人が関わっている場合、自分と向き合う必要性がなくなります。
それはとても楽でもあり、とても空虚なことでもあります。

なにもすることがなくなったとき、はじめて人間の関心は「自分」に向かうのだと思います。

私も去年の夏に加賀にきました。
誰を頼るわけでもなく。誰かに誘われたわけでもなく1人で決めて1人で来ました。

車で加賀に引っ越しする日。あいにくの大雨でした。
高速も通行止めになっていて、その日は諦めます。
翌日も大雨。お天気にも祝福されていない気がして何度も「やめておこうかな」と考えます。
けれど自分の真ん中でピンときた「自分の声」に従って決行したのです。

約4時間のドライブのあと加賀に到着したときは爽快感でいっぱいでした。
雨上がりの薄い虹の色、きっと一生忘れません。

その後も加賀の大自然の中で「自分に聞いて自分で決める」生活をしています。
現代の情報社会ではふと気がつくと誰かの意見や情報に動かされていることがよくあります。
そんな生活をしていると「ワタシ」という存在が誰かに乗っ取られたようになり、自分と繋がり、心から安心して「生きている!」と実感できる生活ができなくなります。
今、都会の情報生活の中で空虚な生活を送っている人が増えているのではないでしょうか?

ときにはノイズレスな自然の中に身をおいて、自分自身と対話の時間が大切なのかもしれません。
人生の主人公は「あなた」自身なのですから。

STR無料診断いつも「ままサプリ」コラムをお読み頂きありがとうございます。
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 Kyou氏Kyou氏 プロフィール
海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。現在上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」展開中。香港にて講座開催中♪

zets_ppw@pocketpage.com.hkまでお問い合わせください。

 

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