香港在住の日本人主婦によるリレーエッセイ Vol.212

2022/04/27

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Vol.29

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コロナ禍でパワーアップした理由

かれこれ2年間は2歩進んで2歩下がる生活のじれったい状況が続いてるわ。
なにをやるにも思うような行動はとれず制限付きだから、世間は停滞期よね。
会いたい友人にも家族にも会えず、やりたい事や目標も諦めたり見送ったり様々な障害があるわ。
イベントも軒並み中止、そして限られた人だけで、その小さなコミュニティで過ごすの。
マスメディアは全世界滅亡、終わったなんて言ってるけど。
その中でも私みたいに、状況にあやかる人も少なからずいるって思ってるわ。
何を? って、コロナによって人員に空きが出て手の届かないようなやりたい仕事につけたり、時間を有効活用できたり、何よりみんなが同じ土俵に居ることと、こんな状況じゃ仕方ないものね。と、自分に言い訳材料が出来て安堵感を得たりね。
隣り近所の競い合い、国の高度成長とともに自らも追いついていかねばという比較という名の自己過小、毎日が色眼鏡を使って頑張ってるアピールを発信しなきゃいけないという憂鬱さ。つねにキラキラしてないと乗り遅れる風潮。スクリーンショット (986)
いまってどうかしら? コロナのせいにして意外とその辺のストレスはないはずよ。
圧はないはずよ。
今の方が生き生き自分らしく生きている感じすらするわ。
いま、突き出る人こそピンチをチャンスに変えられる強い人。
少しイケイケな世間にも疲れていたし、SNSでキラキラみると歪むし、競争社会の中での自分の価値も限界もなんとなくわかっていたわ。
世間や周りが落ちている時こそ、チャンスが回ってきたりするってものよ。
人間関係もそう。見極める力や自分にとって居心地良い必要な人。無理する必要性がないわけ。
この機会でいったんリセットというか、元気を貰える人が自分にとって必要ってわかったの。
こんな生き方がマストな社会になっていくと思うの。
更には、ライフスタイルを極小することで家族がより重要視されるってこと。この2年で我が家は家族がより家族らしくなったと思うわ。
近場にあるものを整えたくなるもの。家族は切っても離れられないくらい密だわ。
デモから今に至るまで思うような生活が出来なかった事が私にとって世間との比較に焦ることも少なくなり、将来のビジョンと現実の距離間に苦しめられる葛藤のダメージも少なくなった。
突然の現実逃避が与えられたと思ったの。
そうなると、どうなるかと言うと足並みそろえる環境から一歩前に突き出たい欲が生まれるという、体育会系根性が湧いてくるのよね。スクリーンショット (980)
あれほど世間に疲れ圧を感じてたのに、世間が元気ない時に意欲が沸々と湧き出てくるなんて。
逆境の波の時期をどう過ごすかは自分次第。
これをポジティブにとらえるかネガティブにとらえるかは誰にでも出来る簡単な事なのに幸せの落差が限りなくあるなと思ってるの。
自分を見つめ直すいい機会を与えられたことに感謝して過ごしているのよ。

リサーチソース
コロナ禍あっての今の自分
悪い事だけじゃない
これからどうしたいかどう生きていたいか

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e-ko.のプロフィール

香港在住6年目。好きな言葉はなんとかなるさ! 自己肯定高めな酒好き
ミーハーなAB型2児のママでボーク重子非認知能力認定コーチ

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