風水の奥義を行く!第131回 春節から運気を上げ、そして乗り越える!の巻

2023/01/18
中国で生まれ五千年以上の歴史ある風水。
ここでは香港の伝統的な風水をご紹介しながら風水の奥義に迫ります。

◆運気を上げること◆
新年あけましておめでとうございます。この一年も東洋の知恵である風水を活用し、より良い年となることを心からお祈り申し上げます。
さて、何事も滑り出しが大事。一年の滑り出しが良くなる工夫がここ香港ではなされています。「身体健康(この一年、健康に恵まれますように)!」、「心想事成(思いが叶いますように)!」、「青春常駐(いつまでも綺麗で若さをキープできますように)!」等、年の初めににこうしたおめでたいことを口にすれば口にするほど、それが言霊となり元気が出る一年を迎えられる習慣が、ここにはあります。春節には縁起の良い食べ物「蠔豉髪菜(好市發財:干した牡蠣と乾燥もずくの煮物)」や魚料理(年年有餘(魚):蒸し魚)等を食べ、縁起の良い挨拶をします。「恭喜發財(こんふぇいふぁっちょい)」は新年の挨拶によく使う言葉です。パンがなければお腹は膨らまず、豊かでなければ気持ちも潤いません。
香港では春節後の仕事始めの日を選んで仕事を始める習慣があります。ご自身の四柱推命に冲や刑がなければ1月27日、30日などは仕事始めに良いお日柄です。

◆南がズバリ、ラッキー方位◆
旅行やレジャーはスバリ南の方位がおすすめです。
香港内で、日帰りで遊びに行くなら香港最古の貯水池である薄扶林 (ポクフーラム) 貯水池へのハイキング、ラマ島や長洲島で普段とはちょっと違う時間を過ごしたりグルメを楽しむことをおすすめします。北半球の南に位置するマレーシアやインドネシアに旅行に行くのも良いでしょうし、日本に旅行するならば四国南部、九州、沖縄等を訪れるのがおすすめです。
南の方位にはこの一年、結構強力な金運が巡ってくるからです。
ところで、風水といえば「地理風水」と言われるように平面を看ることが風水だと思われがちですが、時の流れと共に変化する風水もあります。どんなに素晴らしい場所でも、どんなに残念な場所でも、時間と共に何かが変化し、永遠に同じということはありません。
その鍵を握るが「玄空飛星(フライングスター)」です。この方法を360度の平面に置き換えてみましょう。まるで天空の星がある法則性を持って移動して見えるように、東・西・南・北、北東、北西、西南、東南、及び中央という9つの方位に現れる星が毎年変化していくことが分かります。この手法は比較的分かりやすく、その効果を早く実感できるので、香港や台湾をはじめ多くの人たちに愛好されています。
右側の蜘蛛の巣のような「玄空飛星図」の「一」から「九」までの数字は、それぞれ一白貪狼星、二黒巨門星・・・と名前があり、それぞれ意味を持ちます。中には金運に恵まれる力を持つものがいくつかあります。たとえば、一白貪狼星(五行:水)の宿る西南方位、八白左輔星(五行:土)の宿る南方位、九紫右弼星(五行:火)の宿る東南方位は今年金運アップに活用できる方位で、特に南方位はこの一年活用できる方位なのです。

◆孟意堂風水的癸卯年を乗り越える奥義◆
孟意堂風水では、上記の一白星や八白星だけを見るシンプルな方法のみならず、その場所のエネルギーを考慮した上で、双星断事という同じエリアの2つの星で分析する手法を用いています。それに加え、今年は中央に宿る四緑文曲星や東に宿る二黒巨門星、北西に宿る五黄廉貞星ですら金運を引き寄せるエネルギーに変えるようアドバイスしています。この一年はそれぐらいやらないと太刀打ちできない荒波の一年だからです。
その理由の一つが次回のコラムでご紹介する立春の四柱推命によるものであり、もう一つの理由が、この一年は後天第八運(2004年~2023年)から第九運(2024年~2043年)への過渡期だからです。この一年起こる大きな変化はあたりまえで、その「変化」に対応できるかが大きな鍵を握るのです。IMG_3352


彦坂 久美子
<プロフィール>

名古屋市出身。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、著名ブランドが認めた風水師デビッド・ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経を含めた玄学に長年携わり、漢五派第七十三代嫡系・孟意堂として住宅、事務所、店舗等の風水、開業や引越し、結婚等の日取りの選定、四柱推命で人生の様々な問題やニーズに対応している。著書に「金運を引き寄せる孟意堂風水(廣済堂出版)」がある。

孟意堂
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Line ID: Mannidou2868

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