香港島ハーバーサイド 8.7kmの遊歩道

2023/02/01

map最高の海景を十二分に楽しんでもらおうと始まった香港島の再開発が、ついに完成した。これにより堅尼地城(ケネディータウン)から砲台山(フォレストヒル)までのビクトリアハーバー沿いを繋ぐ遊歩道、アイランドノースプロムナードは、トータル8.7kmに。ジョギングコースとしてもちょうど良いエリアとなった。
ここでは、再開発によって新たに設けられた、大人も子どもも楽しめるスポットをご紹介しよう。

①絶景のサンセットポイント
変わり種遊具や都市型ファームも
卑路乍灣海濱長廊  Belcher Bay Promenade
香港ではあまり見かけないような変わり種遊具で遊ぶことができるほか、高さ8メートルもあるガラス張りの水耕栽培施設や屋外ハーブガーデンなど都市型ファームがある。ハーバーの端に位置するため、西に広がる海景も堪能できるこの場所、天気の良い日は絶景のサンセットを眺めることができる。111312

②フィッシングスポットとしても人気
ふ頭をリノベしてできた公園
西環海中心公園 Children’s Playground at Central/ Western District Promenade
船着場が移動したことで不要となったふ頭を改装して、2018年に誕生したこのエリア。船をイメージした遊具やオブジェが並ぶ公園は、突堤ふ頭をそのまま利用し海に突き出た形状になっているため、三方を海に囲まれながら子どもを遊ばせることができる。また魚が多く集まるため、釣りスポットとしても人気。40cm大のチヌが釣れることも!8109

③寄り道エリアがたくさん!
湾仔と中環を結ぶ無料レンタル自転車
中環至灣仔段海濱共享徑 HK Shared Path
昨年9月にスタートしたレンタル自転車サービス「Shared Path」。中環の観覧車前から湾仔を結ぶハーバー沿いの専用道でサイクリングを楽しむことができる。アプリから予約する必要はあるものの、レンタルは無料。自転車で走ることのできるエリアは1kmほどと決して長くはない距離だが、ビクトリアハーバー越しの九龍半島と、間近に林立する香港島の高層ビル群の間を自転車で走ることができるのは貴重な体験だ。21時まで利用できるので、夜風を受けながら光り輝く摩天楼を鑑賞することもできる。途中にアートエリアや公園などが点在しているので、寄り道をしながら子どもの自転車練習をさせるにもぴったり。
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④眼前に広がるハーバー!
海風感じるレストランや水上スポーツ観戦エリアも
水上運動和康樂主題區 Water Sports and Recreation Precinct
2022年12月30日、ついに完成したこのエリア。今回新たに誕生したのは、同プロムナード初となる公園内のレストラン。店内だけでなく屋上も飲食エリアになっているので、景色と海風、食事を同時に楽しむことができる。さらにパーク内に停泊している船は、なんと船上レストラン!主に宴会やイベントなどに使用されるという。また視界を遮るフェンスのないステップ状のベンチエリア「ハーバーステップ」では、穏やかなビクトリアハーバーを眺めながら、のんびりと寛ぐことができる。今後この場所でウォータースポーツの大会なども行なわれる予定で、その際は特等の観覧席としても機能するよう。現在ここでは、アヒル型の足漕ぎボートが楽しめる。2人乗り、4人乗りがあり、価格はそれぞれHKD200、HKD280(45分乗船可能)。今のところ3月までを予定しているので、興味のある人はお早めに。3IMG_62415

⑤老若男女で夜間も賑わう新たなランドマーク
中環至灣仔段海濱共享徑 East Coast Park Precinct
夜間にライトアップされる大型オブジェVICTORIA HORBOURの文字は、香港を象徴する新たなランドマークといえるだろう。キックバイクやスクーターで遊べるエリアもあり、大人のスケートボーダーにも人気。人工芝エリアや屋根付きベンチなど休憩スポットも多く、老若男女憩いの場として常に賑わっている。12

 

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