2月は桃を食べて不老不死!?【コラム:深セン物語】

2023/02/01

スクリーンショット (2336)2023年1月元旦、深センで徒然(つれづれ)なるままに、、、
徒然(つれづれ)なるとは、思いにふけることである。

年2月、如月(きさらぎ)、その他、梅見月、梅月、雪解月(ゆきどけづき)、雪消月(ゆきげづき)、初花月(はつはなづき)、小草生月(おぐさおいづき)、雁帰月(かりかえりづき)、木芽月、各々が季節を表す別称。なんでこれだけあるんだ?テキムゥムゥセーノォ ちなみに如月は、寒さで衣服を重ね着することによる“衣更着(きさらぎ)”から名付けられた説もあるそうだ。

~如月や、ふりつむ雪をまのあたり~

中国の節分
2月3日、日本では節分の日である。「鬼は外~、福は内ぃ~」と声を出しながら豆をまきちらして、自分の年齢の数だけ豆を食べたり(高齢者は危険)、巻き寿司を食べる“恵方(えほう)巻き”など、厄除けの風習である。※巻き寿司の風習は関西地方など一部の風習カケ、゙、ュehoumaki

現代の中国では、節分の日(立春の前日)に邪気を払う風習はない。中国から伝来した節分の風習は、日本において定着し、年中行事の一つとして根付いた。豆まきは明朝の時代の風習で、日本には室町時代に伝来したと言われている。
昔の中国の節分は、大晦日の夜に悪疫や邪気祓いの行事として、桃の木で作った弓と葦の矢を、都の4ヶ所の門から放ち、鬼を追い払うという行事だった。
なぜ果物の桃なのかというと、桃を食べると不老不死になれるという言い伝えがあり、厄除けにも効能があるとなった訳だ。
昨年、「新型コロナには桃が効く!」という風評が中国全体に広がり、桃や桃缶がスーパーで取り合いになった騒動もあったな…

2月病
日本では5月病という症状が普通にまかり通っているが、中国では2月病が巷で囁かれている。旧正月(春節)明けに、体がだるくなったり、気力がなくなったり、疲れがとれなくなったりするそうだ。原因は、長期の休みによる昼夜逆転の“時差ぼけ”状態や、故郷への帰省混雑(日本と同じかそれ以上過酷)、アリの行列のような人込み観光地への旅行疲れ、ダラダラ生活の名残り、いろいろな要素が考えられる。仕事や学生の学習にも影響が出ているようだ。筆者は“春節ボケ”と呼んでいる

情人節
2月14日はバレンタインデー。欧州から生まれた“恋人同士がカードやプレゼントを交換する日”。
※バレンティヌスという司教が、ローマ帝国の皇帝の命令(戦への士気が低下するための婚姻禁止令)に逆らって兵士を結婚させたので拷問の末、処刑された悲劇の日。人々はのちに“聖(セント)バレンタインの日”として彼の勇気を称えた。・チ・逾ウ

日本では、60年代、女性が恋する気持ちを男性に伝えるためにチョコレートを贈ることから始まった。この習慣は某お菓子メーカーの仕掛け販売(宣伝)だったのは有名な話。その後、中高生からOLに対象が拡大して、友人や家族、同級生や会社の同僚やイヤな上司にもチョコレートを贈る義務的なイベントとなった。義理チョコ、今もあるのかな?
もらったチョコレートの数を自慢する人たちも登場。また、もらえなかった男性がすっごく落ち込む日でもあった。

中国では情人節…と名付けられ、日本とは逆に男性から女性へのプレゼント(バラの花束、高価な品物、高級レストランで食事、現金も喜ばれる…らしい)するビッグイベントとして君臨している。
ひょっとすると中国の2月病、14日以降に“中国の多くの男性が落ち込んで”いるのではないだろうか?ヒN゙アツ荀ヂz、猜ヒ


宮城 紀生深セン在住22年のベテランコンサルタント
宮城 紀生
miyagi@waya.net.cn
 
 
 
 
 
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