自分だけの作品を創ろう【DIYワークショップ体験】

2024/03/13

油麻地にある「Han’s Workshop」では子どもから大人まで参加できるさまざまなDIYクラスを用意している。家庭ではなかなか用意できない専門的な材料を使い、丁寧な指導のもと自分だけのオリジナル作品を創ろう。今回体験したのは、「海レジンアート」と「フルイドアート」の2つ。

本格的な仕上がりに大満足！波の音が聞こえてきそうな海の完成
【海レジンアート】

①砂浜のベース作成
②レジン用絵の具の色を選定
③濃い色、淡い色の順で塗布し、器材を使って波を作る
④デコレーション選定しデザイン
⑤乾いたら完成！

この日4人のキッズがやや緊張した面持ちで臨んだのはまず初めに「海レジンアート」のレッスン。日本語の上手なLong先生が材料や手順について説明するのを、みな大人しく聞いている様子。同レッスンは大人向けなら初めの砂浜部分から制作していくが、今回はキッズ用に先生方が用意してくれていた。各々、デザインイメージを決め絵の具の選定に入る。夕焼け色を選ぶ子や、ラグーナブルーを選ぶ子など、個人差が出ていて面白い。脳と手先を連動させて動かすアートの醍醐味なのか、キッズの面持ちは真剣そのもの。一番難しいのは絵の具をのせた後、指で波のように絵の具を動かしていくことだった。小さなキッズは先生とともに完成！

好きな色を組み合わせよう！色のグラデーションを楽しむ
【フルイドアート】

①好きな絵の具を三色選び、一色ずつ慎重に容器に注ぐ
②マスコットに塗料を回しかける
③乾いたら完成！

※同コースは参加者の年齢やレッスン時間により異なります。マスコットだけでなく、キャンパス、花瓶、貯金箱なども可能ですので、ご相談ください。

前半のDIYクラスより簡単なこの「フルイドアート」。とはいえ、色のチョイスや注ぎ方、マスコットへの塗布方法でかなり個人差が出てくる内容だ。参加したキッズは思い思いに好きな色をチョイスする。女の子はパステルカラーが大好きで、男の子は青や白や黒のシックな組み合わせがお好きなご様子。容器の淵から慎重に塗料を注ぐ様に、周りの大人はびっくり！さっきまで賑やかだった室内がシーンとするほど、キッズの集中力たるやすごい！自宅ではインクが飛び跳ねて洋服や家具を汚すことばかり考えてしまうのが親の心理だが、ここでなら思いっきり絵の具を手に塗ってぐちゃぐちゃ遊んでもらって大歓迎（笑）。キッズたちの真剣な眼差しに、また成長を感じたひと時となった。

故Rosannaさんによって開設されたアートクラスには、現在数名の講師が常駐し、パステル和アートや日本書道アート、ハーバリウムレッスンを開講している。日本語の堪能なLongさん（写真左）と、ソーシャルワーカーでありさまざまアートインストラクター資格を持つCherryさん（写真右）。丁寧に優しく教えてくれるので小さな子どもでもゆっくりとレッスンに臨むことができる。