香港サッカー コーポレートビジネス

2014/08/19

コラムの連載を開始して30回目の寄稿となった。

在留邦人向けの日本語フリーペーパーでローカルサッカーについて綴り続ける。という読者のニーズを完全に無視した企画を、PPWさんはずっと暖かく見守り続けてくれている。

コーポレートビジネス  コーポレートビジネス

当初このお話をもらった際は、実はサッカーについての要請ではなく、筆者の本業であるコーポレートビジネスについての連載企画だった。フリーペーパーのコンテンツとして実に真っ当な企画だったと思う。

筆者は熟考の末丁重にお断りを入れた。香港のコーポレートビジネスは既に基本的な情報が溢れていた事と、敢えて紙面で綴り続けるのは難しいと感じていた。凡例形式とは言え既存顧客の実例を公にする事に懸念を抱いていたからだ。

一度お断りを入れた立場でありながら、こちらから別の企画を持ち込んだのがローカルサッカーについて綴る事だった。

当時はまだ事業化していた訳ではなく、あくまでも筆者個人の画策の域のお話だったにもかかわらず、PPWさんが快く了承してくれた事がこのコラムの連載開始の経緯だ。

30回目の寄稿に至るまで、香港や中国のローカルサッカーリーグの情報に始まり、そこで活躍するプロサッカー選手の紹介、取材に出向いたシンガポールの状況なども綴らせてもらった。

香港サッカー協会の賛助会員に登録してもらい、国際サッカー連盟の公認選手代理人試験の受験(不合格)などを経て、日本人選手の国際移籍のお手伝いや、クラブチーム同士の親善試合のマッチメイクなども手掛けさせてもらっている。

この2年半の月日の中で、極東アジアと東南アジア諸国でプロサッカーに携わる関係者との交流を図らせてもらった事で人脈が広がり、代理人を持たない日本人選手からの移籍照会が増えている。

同時に今年に入ってからは、日本と欧州を拠点に活動している関係者との交流にも発展しており、日本人指導者と選手の活動を、事業規模でサポートしている企業との顔合わせも始まっている。

実際にはトライとエラーの繰り返しで、このビジネスは本当に骨を折る思いしかしないのだが、一人でも多くの選手が表舞台に立つ事を本望とする者として、関係者とのパートナーシップをより強固なものにしていくつもりだ。

本来ならこの30回目の寄稿分で、筆者なりに大きなお知らせをさせてもらうべく、この半年間は準備に準備を重ねていた事案があったのだ。

残念ながら最終的にお話が破談してしまい実現しなかったが、香港リーグのクラブチームの買収話に関与しており、筆者も買収後のクラブチームの運営に深く携わる予定だったのだが・・・

そんなこんなで節目の30回目のコラムは、取り留めのない駄文に成り下がってしまい申し訳なく思っている。

写真は本文と一切関係ないが、2006年10月にはじめて訪れたトットナム・ホットスパーの本拠地ホワイトハートレーンの風景。筆者はフォークランド紛争直後の1982年頃からの、トットナム・ホットスパーのファンでもある。

≪つづく≫

文/池田宣雄(香港サッカー協会 賛助会員)

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