香港競馬特集4・競馬体験レポート

2015/02/24

ハッピーバレーでハッピーエンド?!香港競馬 初体験レポート

ハッピーバレーのナイト競馬に初挑戦

香港に来て1年半のまだまだ新米主婦、編集部Mがハッピーバレーのナイト競馬に初挑戦。
日本での競馬経験ゼロ、香港でももちろん経験ゼロ!そんなMの人生初競馬の顛末やいかに?

■予備知識は「付け焼き刃」でも、いざ出発!

ハッピーバレー(跑馬地)

香港に来て1度は行ってみたいなぁと思っていた、ハッピーバレー(跑馬地)へ、ついに行ってきましたー!!香港島の中心地にあるためアクセス方法はさまざまで、気軽に行くことができるハッピーバレー。オフィスのあるヤウマーテイ(油麻地)からでも、117番の2階建てバスで40分ほど。なんと乗り換えなしで行けます。バスの中では、事前に購入した新聞を見て出場馬を確認し、「逃げ」、「追込」など馬の脚質を一通り学び用意はばっちり!「賭けるからには勝ちたい!」という意気込みもばっちり!ハッピーバレーが近づくと窓越しにライトで照らされた競馬場が見えてきて嫌でもワクワク感は高まります。

同行のK先輩と共に終点でバスを降り、競馬場入り口までは徒歩3分ほど。電車の改札口のような入口が見えてきます。オクトパスで入場(HKD10)すると、目の前に広がるのは、明るく大きな客席スタンドとビアガーデン!そして賑やかな声とともに芝生の匂いが漂ってきました。おじさんがペンを耳に新聞を握りしめる姿ばかりを想像していたMでしたが、香港中の欧米人が集まってきたの?というほど欧米の雰囲気が漂っていて想像と全く違うことに驚くばかり。ギャンブルというより、ビール片手にこの雰囲気を思い思いに楽しんでいるという感じです。この日は音楽イベントもあり、リズムに合わせながら周りを見渡すと香港特有の高層ビルの明かりがぐるりとコースを囲んでいました!

■さて、どこでレースを見る?!

続いてスタンドに足を踏み入れたMは、そこには清潔感があふれているのにまたびっくり。3~5階にはフォーマルなビュッフェ式レストランがあり食事をしながら競馬を楽しめますが、その雰囲気に尻込みしていたMが向かった先は2階席。ここではHKD20を払うと、机付きの席に座ることができます。馬券を何十枚も机の上に束ねている人もいて、その眼差しは超真剣。グランドの無料席もありますが、少し高い位置からコース全体を見ることができる2階は、レースをじっくり見たい人にオススメです!レースは30分ごと。この日は、全8レース開催で、夜8時を過ぎて到着した私達は、第4レースからの参戦となりました。

■いよいよ馬券を購入!

馬券を購入       パドック

どの馬に賭けるか、馬券の種類は何にするかを考えていると30分のインターバルはあっという間。「レースが始まっちゃう!」とアタフタするM。馬券を用意しレース番号、馬番、金額などをボールペンで塗りつぶし、対人式の購入窓口へ急いで持っていきます。まずは、初心者でも当たりやすいQUINELLA PLACEという賭け方にチャレンジ!1枚HKD10から賭けられますが、当たった時のことを考え、大胆にも(?)HKD50を賭けることに。「捕らぬ狸の何とやら」ですね(笑)。知識が少ないため、ネット上で評判の馬を素直に選ぶM。レースは馬がゲートに入ると定刻にスタート。馬が走り始めると熱気に包まれる周りに負けじと、最後の直線では「1と8!来いー!」と思わず絶叫(笑)。どの馬が勝ったのか分かりませんでしたが、しばらくして、電光掲示板に出た着順は、1番・10番・8番。おおっ!1着3着でもQUINELL PLACEなので大当たりです!人生初の馬券が見事に的中!「やったー!!」と歓喜の声をあげ興奮気味のMの傍らで、K先輩がハズレ馬券を見つめ落胆している姿が…。

掲示板に正式配当が表示され、その結果、HKD50がなんとHKD243に!思い切ってHKD50にして良かった~(ニッコリ)。これで調子づいたMは次のレースもやる満々。ドンマイ、K先輩!続いてのレースから、日本の単勝にあたるWINやPLACE(複勝)TREBLEという日本にはない難しい馬券など、いろいろ挑戦したみたけれど、最初の喜びは何処へやら、なかなか当たりません(涙)。最後は第7と第8レースにまたがるDOUBLEという賭け方に挑戦してみました。2つのレースの1着を連続で予想するというものです。これも日本にはない馬券ということです。初心者のMとしては無難に、というか予想のしようもないので、2レースとも1番人気の馬をマークしました。第7レースで予想した馬は終止先頭を走って危なげなく1着で第一関門突破です。さあ、残るは最終レースのみです。

大興奮の最終レース

■大興奮の最終レース!

最後なので再び馬が間近に見えるグランドへ降りてみました。こんなに間近で馬を見ることができるなんて、やっぱりテンション上がります!各レースとも走り終わるとウィニングランがあり、観客の前まで馬が近づいてきてサービス精神も満点。今にも手で触れることが出来そうな位置へ馬がやってきて手を伸ばす人も。実際鼻ヅラを撫で撫でしてる人もいましたよ。

さて柵にかぶりついて見ているうち、にいよいよ最終レースがスタート。芝生を蹴りながら颯爽と目の前を走り過ぎていく12頭の馬の姿は筋肉がたくましくかっこいい!なんて見とれている場合ではありません。Mが買っている10番の馬はなんと、、、まさかの「ほぼビリ」。場内スクリーンに映し出される10番は向う正面でも順位が上がる気配もなし。「こら~、やる気あるのか~!」と叫びたい気持ちです。もうあのカーブを回れば最後の直線です。「ダメだこりゃ」と諦めかけていた私の目に飛び込んで来たのは、最終コーナーを回って外側からものすごい勢いで突っ込んで来る10番の勇姿でした!「キタ~!!!」他の馬をごぼう抜きにしながら10番が目の前を駆け抜けます。「10番!10番! ナンバーテン!!」そのままゴールへ突っ走れ!

競馬ナイトを満喫

そしてそして…、勝った。なんと勝ちました!1着です!途中で諦めかけた私が悪かったよ。ゴメンナサイ!モレイラ騎手に乾杯!最終倍率は9.5倍。HKD50買っていたので、配当はHKD475!

途中のスランプ(?)がウソのようにスッキリしました。場内で飲んだビール代を差し引いても収支は負けていません。これぞまさしく「ビギナーズラック」ですね(笑)。ドンマイ、K先輩!

当初は「最終レースが10時50分のスタートなんて長いなぁ」などと思ってたのに、終わってみればあっと言う間の2時間でした。マークカードに慣れた頃に終了というのがなんだか寂しいくらいです。次回は友人を誘って来てみようと再び訪れることを誓うMなのでした。

あなたもいつもとは違う大人だけの夜、競馬ナイトを満喫してみてはいかが?

VIPルームで楽しむ
競馬観戦ツアー
勝ったらあなたもVIPに仲間入りできるかも!?

豪華ビュッフェを楽しめる      テラス席からの眺めは最高

競馬が趣味で毎週競馬場に通っている人も、テラスのあるVIPルームで食事を楽しみながら観戦したことがある人は少ないのではないだろうか。VIPなんて夢のまた夢…なんて思っている人に朗報!海外投資セミナー等を行っているAMETHYST HONG KONGでは、沙田競馬場のVIPルームを貸し切り、豪華なビュッフェを楽しみながら競馬を観戦できるツアーを開催している。今回編集部は、2月7日(土)の同ツアーに密着取材してきた。

当日は10:30にチムサーチョイ(尖沙咀)の時計台に集合しツアーがスタート。毎回参加している人、今回が初めての人など老若男女様々な顔ぶれの合計36名が参加した。競馬場までは専用のバスで移動する。バス内では、VIPルームに入る為の専用チケットの他、AMETHYST HONG KONGのCEOである笹子善充さんの著書、同社のオリジナルグッズ等が参加者に配られた。そうこうしているうちにバスはあっという間に目的地に到着。いよいよVIPルームのある6階へ。

貸切VIPルーム      どの馬に懸けようか皆さん真剣…

部屋に入ると、華やかにセッティングされた丸テーブルと笑顔が素敵な競馬場スタッフがお出迎え。テラスから太陽の光が差し込むとても明るい雰囲気の部屋だ。各テーブルには、当日のレースに出場する馬の特徴について説明された解説本や馬券マークシートなどが準備されており、参加者たちはレース開始まで食事を楽しみながら、どの馬に賭けるかを熟考していた。食事はビュッフェスタイルで、VIPルームで出される食事とあり、点心、ローストビーフ、粥、デザート、ワイン、シャンパン等、どれも申し分ない美味しさの料理の数々であった。

この日は、第1レースが13:00から始まり、17:45スタートの最終レースまで合計10レース。部屋に設置されたモニターで人気馬やその倍率がチェックできるので、倍率を見ながらスタートギリギリまで馬券を悩む参加者の様子が見られた。

「勝ちました~!」乾杯!      目の前を駆けてゆく競走馬

第1レースの開始時刻前になると多くの人がテラス席に移動。香港ジョッキークラブ会員でなければ入ることのできないVIPルームのテラスから観戦できるのは、同ツアーの1番の醍醐味だ。編集部も皆さんの後に続き、テラス席の空気を吸いながら観戦してみることにした。上から見下ろす競馬場コースはとても青々としていて広大!地上で観戦している人たちはまるでミニチュアのおもちゃようだ。レースが始まり、馬がゴールに近づいてくると、「○番行けー!」「頑張れ頑張れ!」という声があちらこちらで聞こえ、参加者のテンションもMAXに。1つのレースが終了する毎に、勝った喜びで乾杯する人、「次、次!」と負けても気持ちをプラスに切り替えて次のレースの準備をする人などで盛り上がっていた。

レース観戦ももちろん良いが、同ツアーの魅力は他にもある。専用チケットを持っていると、一般の人は入れないパドックにも入ることができ、レース前の馬や騎手を間近で見ることができるのだ。自分の目の前を、手を伸ばせば届きそうなほどの距離で競走馬が通過していく…馬好きにはたまらない体験だろう。

競馬ファンの人もそうでない人も十分に楽しめるこのツアーは3月21日(土)にも開催される。勝ったら本当のVIPになれるかも!?詳細は下記のとおり。

香港競馬観戦ツアー
日時:3月21日(土)10:30集合~19:00頃解散(途中退出可)
費用:HKD500(アメジスト会員は無料)
申し込み・問い合わせ:sales@amethyst.hk 担当 牧野まで

 

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