広州市スタイリスト「ヘナの使用方法・ポイント」濱島一二

2015/07/22

CYNERGI　外観

こんにちは！毎度です。濱島です。

今前回は、お客様から受けた「ヘナ」についての質問にお答えしました。今回は引き続き「ヘナ」の使用法やポイント等を紹介いたします。
近年、「ヘナ」にはトラブルがよくあります。大体の方は白髪染めに使うことが多いと思いますが、純度100％のヘナを白髪に使うと、オレンジ色か赤色にしかなりません。少量の白髪の場合には問題はないのですが、白髪の多い方には髪がオレンジっぽくなってしまいなかなか綺麗に染まりません。この場合、美しいブラウン色にするために更にインディゴとか藍とか紺色の自然染料を施します。経験と技術が必要で時間もかかりますが、頭皮や髪には安全です。

様々なカラーの後ろ髪そこで最近は「ケミカルヘナ」と言われるものも多くあります。ヘナの粉末にあらかじめ酸化染料を混ぜておきます。ある程度、好みの色を発色させることができます。ただ、注意していただきたいのは皆様のなかには「ヘナはカブれない」と言う思い込みがあるということです。ヘア・ダイでカブれた経験のある方は、このケミカルヘナにもカブれてしまいます。

美容室で施術される方は、知識のある専門の美容師とよく話し合うのでまず問題はありませんが、化粧品店やスーパー（或いは、雑貨店）の化粧品部門に置いているものは、専門知識のない販売員が売っている場合が多いので、トラブルも多くなります。購入する際は、必ず店員に相談して下さい。トラブルを起こさない為にご自身でもある程度知識を持つことが必要です。

最後にもう一度いいますが、ヘナでも100％安全だとは言い切れません。前述した「カブれ」ですが、発症メカニズムは接触性皮膚炎とアレルギー性皮膚炎の2つに大別されます。ヘナの場合、アレルギー性皮膚炎に関してはほとんど問題ないと思ってもいいですが、それでも100％安全とは言い切れません。接触性皮膚炎についてはやはり多く見られます。

ヘナの良いところは、過酸化水素とアルカリを使っていませんので、やはり髪に対しは優しく、安全だということです。黒髪に色が入れば良いのですが〜〜〜
今回は以上です。また次回もお楽しみにネ〜〜

濱島一二