ペット特集5・ペットガーデンと香港で飼えるペット

2015/10/08

可愛がるだけじゃダメ!“アルファー症候群”を知っていますか?人間と犬との正しい関係作りを

人間と犬との正しい関係作りを“アルファー症候群”と言う犬の心の「病気」をご存知だろうか?アルファーシンドロームともいわれているこの病気は、飼い主である人間が犬を甘やかすことで、犬が自分をリーダーだと思い込んでしまい、その結果ワガママの多い問題行動が多くなってしまったり、ひどくなると飼い主に噛み付いてついてしまったり、凶暴化してしまう病気だ。
アルファー症候群になってしまったら矯正する必要がある。だが、矯正することは簡単ではない。専門の矯正施設に預けなければいけなかったり、犬の名前を呼んだり、散歩に連れ出すことも出来なくなってしまう。この「病気」は飼い主にとっても飼い犬にとっても辛く、苦しいものなのだ。そのため、“アルファー症候群”を事前に防ぐことが大切。しっかりとしたしつけをし、子犬の頃から人間が上位だというこ
とを分からせる必要がある。その方法としては、犬と一緒に寝たり、犬と同じ時間に食事をしたりしない。遊びでわざと負けたりせずコントロールをする。指示語を習得させたり、適度にご褒美をあげたり、褒めてあげることなどがある。これらは、家族で協力し合わなければ出来ないこと。可愛いからと言って、犬に対する愛情と甘やかしを混同させないことが大切だ。
犬のためにも、自分のためにも、犬との関係は正しいかどうかをもう一度見直してみて欲しい。

人を癒すドクターペット、活動を通して笑顔の輪を広げよう

アニマルセラピーとは、ペットと触れ合い、身体的、精神的、社会的機能の回復を目指す医療行為のこと。動物たちの持つ癒し効果で患者に笑顔を提供しようと、近年活躍の場を広げている。香港の非営利団体「DoctorPet(動物醫生)」は病院、老人ホーム、孤児院、学校、障害者施設で、そんなアニマルセラピーを実施しているボランティア団体だ。適正のあるペットとして同団体に登録されれば、団体の要請に応じてこれらの施設を回ることができる。
飼い主とともに施設を回り、精神面の治療の手助けをするためには、最低でも以下の3点のポイントをクリアしなければならない。まず1つ目として、身体面、精神面で健康であること。全ての予防接種を受けており、マイクロチップを持っていること。そして第2にドクターペットに向いている性格であること。見知らぬ人にも寄り添えること、撫でられても嫌がらないことなどがポイントだ。第3に犬の場合は飼い主の指示をきちんと聞くことが求められる。他の動物の場合は、抱っこされても嫌がらないことが必要不可欠だ。医療現場で活躍を見せるドクターペットたち。動物のぬくもりに癒される患者がいる限り、彼らの活動は続いていく

たまには一緒に思いっきり走ろう!
香港でオススメのペットガーデン
Pet Gardens in HK
Pet Gardens in HK  將軍澳 狗公園

●新界 New Territories
Wan Po Road Pet Garden
環保大道寵物公園
住所:Wan Po Rd., Tseung Kwan O
設 備 : 駐車場、トイレ、ペットアクティビティエリア、ペット用トイレ、ペット排泄物用ゴミ箱、ペットシャワーエリア、レインシェルター、ベンチ、芝生
時間:9月~4月 7:00 ~18:00、5月~8月 7:00 ~19:00
電話:(852)2791-3100

●九龍 Kowloon
Butterfly Valley Road Pet Garden
蝴蝶谷道寵物公園
住所: No. 2 Butterfly Valley Rd., Sham Shui Po
設備:ペットアクティビティエリア、ペット用排泄物ゴミ箱、ペット用トイレ、手洗い用水道
時間:7:00 ~20:00
電話:(852)2386-0945、 (852)2370-9193

●香港島 Hong Kong Island
Quarry Bay Promenade
魚涌海濱花園
住所: Hoi Yu St., Quarry Bay
設備:ペットガーデン、高木、ベンチ、ペット用排泄物ゴミ箱
時間:24時間開放
電話:(852)2513-8499

●離島 Outlying Island
Tung Chung North Park
東涌北公園
住所: Tung Chung Man Tung Rd.
設備:ペット用トイレ、ペット用排泄物ゴミ箱、高木、ベンチ、飲料用水道
時間:7:00~23:00
電話:(852)2852-3220
蝴蝶谷道寵物公園  東涌北公園

ペットショップで「相棒」を探すなら

自分にぴったりのペットを選ぶのは難しい。その子の生涯をともに過ごすとなるとなおさらだ。元気で健康な犬、猫のポイントをまとめてみた。
●反応が素早く、元気。疲れたそぶりや栄養不良の様子を見せない。
●目が澄んでおり、鼻が綺麗で、咳をしていない。これらは感染病にかかっていないことのしるし。
●毛が抜けていたりせず、皮膚が清潔なのは健康のしるし。
●肛門が綺麗なのは、消化器官が正常に働いていることのしるし。
ペットはAFCD(漁農自然護理署)の認可ペットショップで購入しよう。認可ショップはAFCDのウェブサイトで確認できる。
ペットショップでの購入以外でも、里親制度を活用してペットを迎え入れることもできる。香港には約15の愛護団体があり、種類も様々だ。マイクロチップ対応が済んでいたりする場合がほとんどで、大切な命を守ることもできる。命は命をつなぐ。全ての飼い主にぴったりの1匹が見つかりますように。

その他、香港で飼えるペットたち

●モルモット、ウサギ、チンチラ
ウサギとモルモットは2~12年間、チンチラは15年間程生きられる。時に、致命傷ともなる腸(膨張、便秘など)や口(歯、口の感染症)の病気には気をつけたい。他の問題は、太りすぎによるダイエットに関するものだ。また、ウサギやチンチラが殖えすぎないように去勢する必要がある。彼らは毎日運動を必要としており、1日中檻の中に入れておくのは良くない。
ウサギ モルモット

●ハムスター
ハムスターの寿命は2~3年間といわれている。主に夜行性であり夜に回し車を使う。複数のハムスターを飼うことができ、ハムスターは一生のうちに50匹以上の子どもを産む。

●カメ
香港で飼育用として最も一般的なのはアメリカ原産のアカミミガメ。カメを飼う場合、成長につれてスペースが必要になるため、公園などにアカミミガメを捨ててしまうケースも目立つ。そこで彼らは食料や巣を奪い合うことがある。現在、香港の公園などでよく見られるのは、このアカミミガメだ。
2匹のアカミミガメ アカミミガメ
香港では他にヘビやカエル、大型のクモ、サソリなどの飼育が認められている。

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