広州市スタイリスト「乾燥、くせ毛でまとまらない悩み」濱島一二

2015/10/20

こんにちは～～～毎度です。濱島です。 CYNERGI

ここ華南地方においても秋の気配が漂ってきましたネ。この時期になって気になるのが乾燥です。11月ごろから2月ぐらいまで、特に日本では、春の暖かい風が吹く頃までは、乾燥が気になります。

今回も40代女性からの質問です。

Q11・少しくせ毛で、乾燥してパサパサして、まとまりが悪いのですが……

A11・まず、健康な髪の毛の方で、一般的に含水率とか含水量と言われるものは、11〜13％です。少し御年配の方であれば、昔、石坂浩二さんの町角インタビューでエメロンシャンプーのコマーシャルを思い出す人もおられると思います。この11％〜13％の間であれば、美しく健やかに髪はまとまるものですが、空気が乾燥してくると、特にパーマネントウェーブとかカラーリングを施している髪はパサついてきます。御自分で一生懸命ドライヤーをかける人は、含水量が7％くらいにまで落ちる事があります。空気中の水分で少しは戻りますが、やはり乾燥している状態ですネ。プロがブローしても9％前後になるそうです。乾かし方にも注意しましょう。

では、対処法はどうでしょうか？まず、自分の髪質・髪の状態にあったものを選びましょう。しかしあまり洗浄力の無いものはさけるべきです。頭皮はキチンと汚れを落としたいものです。気を遣うのはやはりコンディショナー・トリートメントの類です。オイル分の強い、又はカチオニック系の強いものを選びましょう。乾かす時も注意をして、オイル分を補給したり、乾かした後、油（オイル）を補ってやることが大切です。ただし、使い過ぎはかえって逆効果になるので、少量でいいです。朝、起きた時に丁寧なブラッシングを心がけて下さい。頭皮から出てきた油（皮脂）はとても髪に良いトリートメントですので、毛先まで皮脂をとどけてやるように丁寧で優しくすることがとても大事です。

この朝のブラッシングを一年間続けてみて下さい。みちがえるように髪は艷やかになっているはずです。

髪に艶がないという事は、光の乱反射、すなわち、キューティクルが整っていないという事です。丁寧なブラッシングは、このキューティクルを整えてくれて、綺麗な光の反射をしてくれて、色艶を良くしてくれるのです。肌に関してもそうですが、やはり、無理な洗顔はしないで、皮脂の分泌をさまたげないようにして下さい。詳しい肌の手入れ方法については、次の機会という事で今回はこれぐらいにしておきます。

また次回をお楽しみにしていてくださいネ。

濱島一二さん