広州の本格日本料理「幸福和房」で生け花イベント開催

2015/11/03

11月中「生け花」イベント開催!

店長の黄鶴明さん「幸福和房」―この店名の響きにはなんとも温かい気持ちにさせられる。心が晴れ晴れとして幸せを感じられる場面は幾つかある。例えば、美しい風景を見ると人はさわやかさを感じて心が癒される。食の場にも、幸せはあふれている。「食べ物も一種の”媒介“(人と人とをつなぐ手段)であり、人を幸せな気持ちにさてくれる」と「幸福和房」の店長は語る。
店長の黄鶴明さんには興味深い一面がある。実は、「国家二級心理咨詢」の資格を持つ心理カウンセラーとしても活躍している。黄さんが心理学を学び始めたきっかけは、2008年の四川大地震。震災後、多くの被災者が心のケアを必要としていることを知り、一人でも多くの人を助けたいとの思いで学び始めた。大きな災害に遭遇しなくても、生活の中ではみな少なからず悩みを抱える。そんな時に、「幸福和房」に寄って酒と肴をたのむ、そして黄さんと何気ないことを話す…。自然と緊張もほぐれ気分も楽になる。これも幸せを感じられる一コマだ。黄さんは香港人で、英語と広東語でコミュニケーションがとれる。日本語でということなら店内のスタッフが通訳してくれるので心配ない。もし本格的なカンセリングを望むなら前もって電話で尋ねることも可能だ。

11月中旬、「幸福和房」では特別なイベントを企画している。みんなで一緒に生け花を楽しもうという和テイストのイベントだ。日本独特の伝統芸術「華道」は心を大切にする。花を生ける時には、日常を忘れ、作品に全神経を集中させる必要がある。この過程の中で雑念を振り払うことができ、無心になれる。今回のイベントには日本語が堪能な心理カウンセラーも同席する予定で、生け花の作品を通して心のケアもしてくれる。生け花が好きな方、華道にたしなみのある方はもちろん、これまで生け花経験がまったくない方も大歓迎!ぜひこの機会に「幸福和房」を訪ねてみよう。

刺身の盛り合わせ  うに  人気の裏メニュー「アイス」

「幸福和房」の自慢は充実した心のケアだけではない。食で”幸せ“を味わうことにも力を入れている。同店で味を守るのは、香港半島餐廳で日本の熟練料理人のもと18年の修行を積んだ料理人。そのため味はしっかりしている。人気メニューは手打ち蕎麦で、蕎麦メニューだけでも12種類を取り揃える。しかも、注文を受けてから打つというこだわりようだ。そばができるまで30分ほどかかるが、前菜などをつまみながら待つのもよい。本格蕎麦を味わえるのなら待っても損はないはずだ。もう一つの人気メニューは自家製アイス。一回でバット二つ分しか作らず、使い切ってから新たに作るので、毎回味が異なる。しかもこのアイスはお品書きにはない裏メニューだ。ほかに、豚肉と白菜の重ね蒸し、唐揚げ、串カツなどの定番メニューもある。お酒は焼酎・日本酒・ウィスキーなど20種類以上を取り揃えており、リクエストがあれば広州ではあまり見かけないお酒も入手してくれる。
疲れを忘れさせてくれる場所「幸福和房」。一度訪れてみればそのことを実感できるはずだ。お店のスタッフはいつでも笑顔で迎えてくれる。

幸福和房(Japanese Cuisine)幸福和房(Japanese Cuisine)
住所:広州市天河区珠江新城名悦大厦一楼105号舗
電話:(86) 189-2881-9278
時間:11:30~14:30、17:30~23:00

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