香港・孟意堂の風水シリーズ!龍と水の深い話

2015/12/16

中国で生まれ五千年以上の歴史ある風水。ここでは便利な風水の道具(ツール)をご紹介しながら風水の奥義に迫ります。

◆龍と水の深い話◆
風水には、龍の子太郎などの日本むかし話にも登場する「龍」と深い関わりがあるようです。
山脈を龍の背中にたとえて「龍脈」と呼びますし、龍が水を飲んで一休みする付近にエネルギースポットがあると言われています。海にも川にも地面にも龍がいると考えられています。ここ香港では、海には「天后(ティンハウ)」という女性の姿の神様が祀られ、川には「龍母(ロンモー)」という女性の姿の神様が祀られています。龍母がいくつもの龍を束ねていて、やんちゃな龍からおとなしい龍までいくつもの龍をまとめることができるのは結局おかあちゃんなのだ、と感心するところです。
龍は水のエネルギーをつかさどります。
水は人の喉を潤し、植物を育て、動物にとってもなくてはならないものですが、その反面、津波が起きたり川が氾濫すると生き物の命を奪い、住まいや建物を破壊し、地形を変え、人々の暮らしやそこに住む人々の生き方まで変えてしまう力を持っています。龍は恵みの雨をもたらすのと同時に強烈な破壊力も持っています。天の動きは漁師や農民だけではな
く多くの人々に影響をもたらします。この天の動きの鍵を握るのが龍なのです。

◆三元九運とは?◆
それだけではなく龍は天を巡るといわれています。
風水では、龍が天、つまり地球の周りを180年ぐらいの周期で一周するといわれています。(正確には、太陽の周りを回る木星と土星の運行の影響を受ける地球が、と言えます。)それが20年ごとの9つの運に分かれ、それぞれが違った影響をもたらす、というものです。

<三元九運表>
三元九運表
上の三元九運表をご覧下さい。
私たちは今、2015年を生きていますので、2004年~2023年の間、つまり下元第八運の中にいます。この第八運は木火土金水の五行の中の土のエネルギーがつかさどります。世の中は比較的安定し、土地は豊かになり収穫に恵まれ、若い男性の活躍が目立ち、わんちゃんを飼って暮らすような平穏な気運が流れます。
そして、その後にやってくるのが五行の火のエネルギーをつかさどる第九運(2024年~2043年)です。これまでゆったりと小休止していた龍が動き始め、世の中はガラッと変わり、ゆったりとしていた動きがスピーディーになりめまぐるしく変化します。成熟した女性や教師や作家などの教養ある人が台頭する反面、これまでの常識や長い間培われてきた伝統や習わしが「改革」とか「革命」という名前でくつがえされ、争いと崩壊と破壊が繰り返されます。最後の選択肢を人は誤るかもしれません。
その中で人が希望を見失わなければ一筋の光が残ります。地面から小さな芽が生えてくるように何かが生まれてくることでしょう。そして新しい時代、つまり上元第一運を必ず迎えることができるのです。

◆孟意堂的龍を操る奥義◆  
残念ながら私たちはこの流れに逆らうことはできません。逆戻りもできません。できることは、今ある環境を知恵を持って最大限に生かすことです。
繰り返しになりますが、水は人や生き物にはなくてはならない反面、生き物の命を奪い、住まいや建物を破壊し、人々の暮らしを変えてしまう力を持っています。水という自然の恵みを凶器に変えてしまうのも龍ですし、その凶器を鎮めることができるのは龍のみです。
三元九運は実は2通りあり、前述のは天運で地面の運はそれよりも若干早くやってきます。例えば9運は天運では2024年からですが、地面の運では2017年からです。つまり、もうすぐそこから変化が出てきます。
龍をあやつることができるようになると一人前の風水師だと言われます。普段お目にかかることのできない、目には見えない龍を、です。第九運では龍はこれまでの動きとは違う姿を見せるはずです。風水師が龍母神のごとく頑張らなければならない時代はもうすぐそこまで来ているのです。

彦坂 久美子
<プロフィール>
愛知県名古屋市出身。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、著名ブランドが認めた風水師デビッド•ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経、四柱推命も含めた玄学に長年携わる。住宅、事務所、店舗等の風水の他、店舗の開店日や引越し、結婚の日取り等の選定、四柱推命を使い、結婚、子育て、ビジネス、健康等人生における様々な問題やニーズに対応している。

孟意堂孟意堂
<問い合わせ先>
住所:Rm. 2912, Tower 2, Times Square,1 Matheson St., Causeway Bay
電話:(852)9841-6366
ファクス:(852)2961-4800
電子メール:kumiko6ring@gmail.com

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