春節特集1・午年はこんな年

2014/01/06

2014年、春節大特集香港、広東のチャイニーズニューイヤーをうま~く満喫しよう!

 

日本人が祝う新年と異なり、中国暦の旧正月は日本人に新鮮で魅力的だ。そこで、今回の特集では香港をはじめアジア各国の旧正月事情、編集部のおススメアウトドア・インドアの過ごし方、お年玉事情や春聯の四字熟語の意味など、旧正月がより楽しめる情報を一足早く届ける!今年も「恭喜発財(ゴンヘイファッチョイ)」だ!

 

物事が万事ウマく行く?!午年ってこんな年!

2014年の干支は午!12年に一度の「午年」についてのあれこれをご紹介。

「午」の語源と由来

「午」とは、干支(十二支)の先頭から数えて7番目。本来の読みは「ご」で、年月日、時刻、方位を表すのに用いられる。午年は西暦年を12で割って余りが10となる年。午の月は旧暦5月。午の刻は昼の12時を中心とする2時間(正午の由来はここから)。午の方は南の方角(子午線の由来はここから)。中国の五行思想では火気。陰陽は陽。

「午」は、「杵(きね)」(「突き当たる」「逆らう」の意)の元となる字で、草木の成長が止まり、衰えを見せ始めた状態を表しているとされる。干支を覚えやすくするため、後に動物の「馬」を当てた。

 

縁起がいい午年

馬は「ものごとが“うま”くいく」「幸福が駆け込んでくる」などと言われる、縁起のいい動物。生まれたての子馬は1時間もすればしっかりと立ち上がり、3時間もしないうちに駆け回るようになることから、「立ち上がりが早い」「立身出世の象徴」とも言われ、出世にいいとされる。

 

丙午(ひのえうま)の迷信

江戸時代初期には、丙午年生まれの女性は気性が激しく夫の命を縮めるという迷信が信じられてきた。明治以降もこの迷信は続き、1906年の丙午では前年より出生数が約4%減少した。この年生まれの女性が結婚適齢期となる1924年頃には、縁談が破談となった女性の自殺が報道されるなど、丙午についての迷信が女性の結婚に影響していたようだ。この迷信は昭和まで続き、1966年の丙午には子作りを避けたり、中絶を行う夫婦が多く、前年に比べて25%も出生率が下がった。しかし当時、法務省山形地方事務局が「ひのえうま追放運動」を行ったり、群馬県粕川村(現・前橋市粕川町)の村長主導で「迷信追放の村」を宣言するなど、丙午の迷信を否定する運動が行われた。近年ではこの迷信はただの迷信となりつつある。

 

午年生まれの特徴

長所・・・いつも明るく朗らかで華やかな存在感があり、情熱的。才知、才能に富んでいて、誰とでも分け隔てなく付き合うことができる。若い頃は、直観力が優れていて活動的なためチャンスに恵まれる。開けっぴろげで、腹の中に何も無いという正直さがあるので人には憎まれず、人気がある。行動は機敏で、人に遅れをとることを何よりも嫌がる負けず嫌い。そのため、人生への取り組みも積極的。

短所・・・見栄っ張りで好き嫌いが激しく、感情の起伏が激しい気分屋なところがある。また、社交的な性質が裏目になって、派手好きで散財家になってしまうこと。ギャンブルへの誘惑にも弱く生涯にわたって経済的に苦労する人も少なくない。

●うま年の主なできごと

2002年

日朝首脳会談
小柴昌俊氏、田中耕一氏にノーベル賞
日韓共同サッカーW杯

1990年

大阪「花の万博」
日本人初の宇宙飛行
大学入試センター試験スタート

1978年

新東京国際空港(成田空港)開港
日中平和友好条約調印
王貞治氏、800号ホームラン達成

1966年

ビートルズ来日
集団チフス事件
田中彰治事件、国会の「黒い霧」

 

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