銅鑼湾の「Pullman Hotel」改装完了!デザイン事務所「CL3 Architects」が手掛ける

2016/01/07

1992年創業の「CL3 Architects」は香港に拠点を置くデザイン事務所。北京や上海にも支店を持つ同社の強みは東洋と西洋を見事に融合させた空間の優美さだ。これまで「East Hong Kong (2011)」、「HotelICON(2011)」、「シャングリラホテル深圳(2008)」、そしてシンガポールの新たなるランドマークとして注目を集めている「マリーナ・ベイ・サンズ(2010)」のインテリアデザインを担ってきた。特に同ホテルの屋上プールはまるで天空で泳いでいるかのような気分を味わえるとあり、いまや旅行者がこぞって宿泊を熱望するシンガポール随一の話題のホテルとなっている。
数々の新しい概念を建築物に吹き込んできた同デザイホテル2ン事務所は、このたび銅鑼湾のホテル、Pullman Hotelの内改装を手掛け、同ホテルのエレガントさを一重にも二重にもアップさせた。ロビーラウンジとエントランスエリアを彩るのは大理石や銅、鋼、木材、ガラスなどの異なる性質を持つ素材群。同社のリーディングデザイナー、ウィリアム・リム氏が「銅鑼湾という立地にインスピレーションを受けてデザインした」と語るデザインは洗練されたシンプルシティを感じさせる。
大理石が美しいエントランスとロビーのハイライトは、何と言ってもチェックインカウンター越しの巨大スクリーンディスプレイだろう。香港の街並みを映し出すディスプレイはこれからの滞在が素晴らしいものになることを予感させ、さらにカウンターの木のぬくもりは安心感を演出してくれる。コンシェルジュデスク背面の旅行かばんを模した壁も見逃せない。皮と馬の毛、そして金属がアクセントとなり大小さまざまな大きさの旅行かばんが一面に積み上げられたかのようなデザインは、1つ1つのディテールが丁寧に作り上げられた同ホテル自慢のアイコンだ。
また、ガラスパネルと金属のフレームワークで区切られたラウンジは居心地のよいソファやバンケットが設置され、リラックスしたい方にもってこい。雑誌や宿泊者向けのiPadも用意されており、待ち合わせや休憩のひと時に利用できる。これまで数々の賞に輝いてきたCL3 Architectsが手掛ける新しい内装デザインは、旅の思い出の一部として心に残り続けるだろう。ホテル9’

CL3 Architects
ウェブ:http://cl3.com

Pullman Hotel (The Park Lane Hong Kong)
場所:310 Gloucester Rd., CWB
電話:(852)2293-8888
ウェブ:http://www.parklane.com.hk

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