広州の美味しい朝ごはん！目玉焼きバーガー、野菜まん、ほか - 広東グルメ投稿

広州で奮闘する日本人女性が、日々の事件や気になる出来事を綴るちょっぴりパンクな渾身の連載エッセイ！エッセイ！ 今回は、朝ごはんは一日のチカラ！広州の朝食をレポート！

今から5年ほど前、初めて広州へと越してきた私たち家族。当時住み始めたアパートの裏には市場がありました。ちょうど夏休み。無事に引っ越しも終わり、時間だけはたっぷりとあったので、「これからお世話になる広州のリアルな風土を体感しよう！」とさっそく市場を探検しました。
市場もびっくり！ の連続ですが、周辺にはごはん処も多いです。そこで目にしたものは、夏にもかかわらずもくもくと立ち昇る湯気。「んっ？」とよく見ると、その湯気はステンレス製の四角いケース（引き出し付）から出ているではありませんか。
「なんじゃあ、こりゃーっ！？」（ジーパン刑事ではありません）
そうです。みなさんもご存知（だと思います）の「腸粉」または「拉腸」ですが、広州初心者の私にはご存知どころか、不思議な調理機器及び食品。
「ん〜、しかし。ここで怯んでは”買い食いの女王（自称）“の名が廃る！」と、さっそく試食。
いや〜、即座にお気に入りの一品になりました。その後もご近所のあちこちのお店で、広州はもちろん、その他の地域の朝ごはんに挑戦。今ではすっかり、「朝ごはん＝購入するもの」となっています。

ここで【勝手に順のおすすめ！ 美味なる朝ごはんベスト3！】
１．
中国式目玉焼きバーガー（鶏蛋汉堡）
見た目は日本の「大判焼き」なのですが、中身は目玉焼き。わけぎの刻んだのが入ったしょっぱ系の味は、豆漿と見事なマリアージュ（笑）です。粉もん好きにはうってつけ！
２．野菜まん（青菜包）
香港や広州の包子は「チャーシューまん」がメインですが、東北系の包子屋さんでは、お肉から野菜、漬物、豆腐、春雨まで、かなりの種類を取り揃えています。その中でも「青菜包」はとってもヘルシー、軽く2、3 個はいけちゃいます。
３．腸粉
これ無くして広州の朝ごはんは語れません。米粉ベースでエネルギー摂取。そして、玉子・豚肉・レバーなどでタンパク質もしっかり摂取。しかしこれ、腹持ちが良い割に、意外にも胃に軽く、飲み過ぎの翌日でもペロッと食べられるから不思議。
他にもお馴染みのお粥、油条、炒麺類などもあれば、ファストフード店のブレックファストメニューも含め、はぁ〜、選り取りみどりで毎朝悩んでしまいます。さすが「食は広州にあり！」。
さあ、みなさん、明日の朝ごはんはどれにしましょう？

［ヘイワード 順］
「母」、「妻」、「日本語教師」、「大学生」、「ライター」、「女」の“6足のわらじ”を履いて、中国は広州でパタパタと、何でもかんでも「なんとかなるさー」で乗り切る毎日。広州歴5年になるも中国語は駄目駄目レベル。夜ごはんの主食はビール。