香港のスポーツ！

香港注目のアスリートは？

史上3人目のオリンピックメダリスト
リオ五輪での活躍に期待が高まる!

2012年ロンドン五輪で見事銅メダルを獲得したリー・ウェイスィー選手は九龍東部牛頭角出身の自転車選手。地元ではその出身地名から「牛下女神」の愛称で親しまれている。25歳の時に香港スポーツ史上3つ目の五輪メダルを獲得した。2006年には練習中に道路に飛び出してきた犬を避けようとして左手首を痛め3度の手術を経験するも、家族やキリスト教の教えを支えに見事回復し、市民を沸かせた。500mタイムトライアル種目において2010年のアジア大会で優勝、2013年の世界選手権で銀メダルに輝いており、2016年のリオ五輪での活躍が最も期待される選手の1人だ。

自転車競技
李慧詩（28）
Lee Wai Sze, Sarah

水泳界の妖精
若手アスリートの筆頭との呼び声も高い注目選手

弱冠24歳でありながら2016年のリオ五輪が3度目のオリンピック出場となるアウ・ホイシュン選手は、200m、400m、800m、1500m自由型、4x100mのメドレーリレー、4x100mの自由型リレーの香港記録保持者。大学でスポーツを専攻することができない香港から飛び出し、米国カルフォルニアのバークレー大学で経済学を学びながら水泳技術を磨いてきた。帰国後も活躍を続け、2015年に韓国で開催された世界大学大会では50m背泳ぎで2位に輝く。才色兼備との呼び声高い彼女。2016年のリオ五輪ではどのような泳ぎを見せてくれるのか、注目を集めている。

水泳
歐鎧淳（24）
Au Hoi Shun, Stephanie

香港スポーツ界のレジェンド
オリンピックと言えばこの人！

香港の水上スポーツを語る上で欠かせないのが1996年のアトランタ五輪で見事金メダルを獲得したウィンドサーフィンメダリスト、リー・ライシャン選手。「風の女王」の異名を持つ彼女の金メダル獲得は香港市民に大きな誇りと自信をもたらし、彼女がメディアに語った「香港人アスリートはまだまだやれる」という言葉は多くの人を勇気付けたと言われている。
長洲島出身で幼い頃から水に親しんで過ごしてきたというリー選手は、12歳のときにウィンドサーフィンを志し、17歳のときには既に大会に出場し始め、19歳で香港代表としてチームに参加。五輪の金メダル以外にも1997年と2001の世界選手権で優勝、1998年のバンコクアジア大会で金メダルを獲得しており、2004年のアテネ五輪後引退を表明したあとも多くの市民に愛され続けている。

ウィンドサ ーフィン
李麗珊（46）
Lee Lai Shan

サッカー香港代表
W杯最終予選進出なるか？！

2018年FIFAワールドカップへ向けてのアジア2次予選兼AFCアジアカップ2019予選が開催される中、昨年11月に旺角で行われた香港VS中国の試合は記憶に新しい方も多いだろう。各上の中国を相手にドローに持ち込んだことで香港中が歓喜に包まれたあの日…。それにより現在グループCでのランキングは、カタールがダントツの首位、香港は4勝1負2引き分け（勝ち点14）で2位、中国は2試合を残して現在3位（勝ち点11）となっている。
最終予選にはA～H各グループの1位チーム8ヶ国と、1位以外の成績上位4ヶ国の計12チームが進出するのだが、そこで、3月24日の首位カタールとの一戦に注目が集まっている。この試合でカタールは、香港に勝っても負けても首位は変わらない、しかし香港が最終予選に希望を繋げるためには、勝つしかない！中国は、あと残り2試合あるが、他グループにはすでに勝ち点15を獲得しているチームもある。3月の試合には是非とも勝利して未だかつてない最終予選への進出に向けて突き進んでほしい。GO！GO！香港！

香港のスポーツイベントをチェック！

香港セブンズ
Hong Kong SEVENS

香港で1、2を争うほど人気の高いスポーツイベントである「香港セブンズ」。国際ラグビー評議会（IRB）が主催する7人制ラグビー大会の1つであり、24の国と地域からチームが出場、その頂点を決める大会である。今年は、4月8日～10日の3日間、香港スタジアムで開催される。試合時間は、1試合トータルで14分とテンポが速く、そのスピード感と迫力で観る者を興奮の渦に巻き込む。

開催日：4月8日～10日
場 所：香 港 ス タ ジ アム
ウェブ：http://hksevens.com

香港国際ドラゴンボートカーニバル
Hong Kong Dragon Boat Carnival

今や中国伝統の行事である｢端午節｣には欠かせないドラゴンボート。ヴィクトリア湾（尖沙咀東側）に500mのコースを作り、色鮮やかなドラゴンボートが勢いよく太鼓の音と共に走り抜けていく。香港の風物詩ともいえるその光景は、水しぶきがあがり迫力満点。国際試合と香港ローカル試合が3日間に渡り開催され、ボートの種類は、9ｍと12ｍの2種類。昨年は長崎と鹿児島からのチームも参加し、盛り上がりをみせた。

開催日：6月10日～12日
場所：ビクトリアハーバー、尖沙咀東
ウェブ： www.hkcdba.org

香港オープン（テニス）
Prudential Hong Kong Tennis Open

香港で開催されるテニス大会と言えば「香港オープン」。一時は、スポンサーの撤退により中断していたが、2014年に女子テニス協会（WTA）の大会として復活した。MTR天后（ティンハウ）駅を降りてすぐのヴィクトリア公園内にあるテニススタジアムにて開催され、賞金は25万USドル。そんな高額の賞金と名声を得るためにトップクラスの女子プレーヤーたちが魅せる白熱の闘いは迫力満点！

開催日：10月10日より
場 所：ヴィクトリアパークテニススタジアム
ウェブ：www.hktennisopen.hk/p/en/home

香港オープン（ バドミントン）
YONEX SUNRISE Hong Kong Open Badminton Championships 2016

香港バドミントン協会が主催し、国際バドミントン連盟が公認して毎年開催されているバドミントンの国際大会。大会グレードは、BWFのスーパーシリーズであり、世界ランキングの上位に位置していないとエントリーが難しいオリンピックや世界選手権に次ぐ最高峰の大会である。大会冠スポンサーは、YONEX-SUNRISEで、MTR紅磡駅前にある「香港コロシアム」で開催される。

開催日：11月22日～27日
場 所：香 港 コ ロ シ アム
ウェブ：www.hkbadmintonassn.org.hk

香港国際マラソン
Standard Chartered Hong Kong Marathon

1997年に約1,000名の参加者で始まった香港マラソン大会も今では、世界中から約7万人の参加者が集まりアジア最大級のマラソン大会として注目を集めている。20回目となる今年は、フル、ハーフ、10㎞マラソンの他、車椅子レースが開催され、悪天候の中多くのランナーがその勇姿を見せた。尖沙咀からスタートし、世界最長のつり橋、海底トンネルなどを通るフルマラソンは、香港のダイナミックな景色を体感できるコース設定。2017年は2月12日に行われる予定だ。

香港国際マラソン
ウェブ：www.hkmarathon.jp