広東ダイエット事情「刮油食物」

2016/03/01

ダイエットとメジャー

「刮」は、「けずる」「汚れを落とす」などの意味がある。「刮油食物」とは“油を落とす食物”つまりダイエット食品のことだ。春節(旧正月)前後は豪華な食事を囲む機会が多くなる。しかも広東のおせちは油っこいものが多く、“毎逢佳節胖三斤”(節句のたびに1.5キロ太る)とか言われ、春節後ダイエットに励む人が多くなる。そのためこの時期、刮油食物が話題となる。今年紹介さている10種類のは次のとおり。

山薬(山芋):消化促進、皮下脂肪の沈積減少、免疫能強化などの効果があるとされる。
地瓜(サツマイモ):食物繊維が腸の蠕動運動を盛んにし排便を促す。
(玉ねぎ):蠕動運動促進、含硫アミノ酸が豊富に含まれため解毒効果があり、肝臓に良いとされる。
海帯(昆布):アルギン酸など粘液多糖の食物繊維が豊富で、コレステロールや糖分の再吸収を防ぎ、腸内細菌の増殖を促して便通を整える。
緑豆:漢方では万能食品とされていおり、基礎代謝維持・増加に効果がある。
(レンコン):利尿作用があり、体内の老廃物の排出し、血液を浄化する作用がある。
薏米(ハトムギの実):血液の循環を促し、水分代謝・利尿などの効果がある。むくみなど“水太り”に効果があるとされる。
白菜:手っ取り早くダイエットしたいなら白菜の水煮が薦められている。
苹果(リンゴ):低カロリーで、ペクチンが豊富。アップルペクチンは食物繊維の一種で、血糖値の上昇を防ぎ、腸の中で水分を取り込んでゲル化、その過程で老廃物や不 要な糖分を取り込んで排出する。
銀耳(白キクラゲ):脂肪の吸収やコレステロールを抑え、免疫力を高める。アンチエイジングや美容に効果があるとされる。

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