今すぐ使いたくなる中国語「人生四大喜事」

2016/03/29

人生四大喜事:久旱逢甘霖, 他郷遇故知, 洞房花燭夜,  金榜提名

jǐu hàn féng gān lín, tā xiāng yù gù zhī, dòng fáng huā zhú yè, jīn bǎng tí míng shí

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一説では杜甫の作されるが作者不詳の詩(絶句)で、人生における四つの喜ばしい出来事「四喜」が表現されている。「久旱逢甘霖」:長く続く干ばつに降る恵みの雨。待ちこがれたものがついに手に入った時。「他郷遭故知」:故郷から遠く離れた場所でばったり出会う旧友、つまり思いがけない出会い。「洞房花燭夜」:洞房は夫婦の寝室、花燭は婚礼、つまり新婚初夜。「金榜題名時」:金榜とは科挙の殿試(天子自身が行う最高段階の試験)の成績順位名簿のこと。つまり難関であった進士として仕官するすること。紹介する作品では有名なセリフだ。

かつての中国ではこうした出来事が人生の喜ばしい出来事とされていた。時代が流れても嬉しい出来事はさほど変わらない。今も昔も、人々はこうした喜びのために労を惜しまない。かつて科挙を目指す人は、「頭懸梁、錐刺股」――髪の毛を束ねて梁のヒモに結び、睡魔に襲われると髪の毛を引っ張ったり、きりで太股を刺したりして睡魔と闘った。各句に二字付け足すと人生四大不幸となる。「久旱逢甘霖一滴、他郷遇故知債主、洞房花燭夜隔壁、金榜提名時做夢」――干ばつに雨一滴、異郷で逢う借金取り、新婚のお隣、科挙合格の夢を見る。

作品紹介
鉄歯銅牙紀暁嵐:不正汚職に立ち向かう勧善懲悪タイプのコメディ。清の乾隆帝の時代、清官「紀暁嵐」と貪官「和珅」が乾隆帝を挟んで争う。時には3人が身分を隠して事件を解決してゆくので、水戸黄門を彷彿とさせる。「鉄歯銅牙」とは弁舌に長けた口達者な人のことらしい

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