「日本経済新聞国際版ニュースの活用方法」ハチソンテレコム法人営業部 山田 篤

2016/04/11

香港・華南地区をはじめ、海外で活躍する日系企業の方たちに不可欠な情報源となっているのが「日本経済新聞国際版」。
今回はハチソンテレコム(3香港)の法人営業部 日系アカウントヘッドの山田篤さんに、日経新聞の日常への取り入れ方と仕事や生活に活かす読み方のポイントを聞いた

山田 篤日経新聞国際版をどのように利用されていますか。
私のメインの情報ソースは、スマホの中のTwitterやニュースキュレーションアプリです。特にTwitterでは、自分の興味ある分野に関係の深い海外通信社や著名記者をfollowしているので、相当マニアックな情報も受動的に、なおかつリアルタイムで取得できています。でも、それだとやはり情報が偏ってしまうような気がしています。ただでさえ、海外在住で日本から距離的に離れていることもあるので日経新聞を通じて、多分野のニュースを広く浅く目にする機会を意図的に作るようにしています。
それから、香港・中国も含め、グローバルなニュースが日本でどのように伝えられているか知ることができるというのも日経新聞国際版を購読する大きな理由の一つとなってい
ます。香港は人口700万人の小さな都市ですが、日経新聞で取り上げられる機会が想定以上に多いと感じています。最近だと、香港と中国本土の関係性や、それに伴う香港企業の反応など、とりわけ長江グループの脱中国戦略に関してバイアスの無い日本人記者によって特集された記事などが日本語で読めるというのは非常にありがたいです。

普段の購読パターンを教えてください。
紙媒体は、毎朝出社後一番で10分くらいでざっと目を通します。1面記事から総合、政治、経済、国際、アジアBizから企業面までひととおり見出しにくまなく目を通し、気になる記事のみピックアップして熟読します。電子版は、もっぱら連載・コラム記事の閲覧のみに活用しています。あらかじめ「Myニュース」にストックされた連載・コラムのなかから、面白そうな記事をピックアップしています。比較的読み応えのある記事が多いので仕事の昼休みや休みの日などのまとまった時間にじっくり読んでいます。タブレット端末・パソコン・スマホなどから、好きな時に気軽にアクセスできるのがいいですね。

紙媒体でよく読まれるのはどんな記事でしょうか。
総合面を熟読することが多いような気がします。弊社のような通信関係の会社は景気変動に左右されにくい業界といわれていますが、それでもグローバルな景気動向や為替の動向などは気になります。特に2、3面の総合面では複雑な経済の因果関係について分かりやすく解説してあるので非常に勉強になります。あとは、やはり仕事がら通信やインターネット関連の記事には目がいきますね。

電子版でお好きな連載コラム記事などはありますか。
豊島逸夫さんのコラム「金のつぶやき」が好きです。豊島さんは有名なエコノミストで、マーケットの情報が独自の視点で描かれていて非常に勉強になります。あとは、携帯業界で有名ジャーナリストが連載する「モバイルの達人」で面白そうなタイトルがついた記事はたまに読みます。例えば、毎年バルセロナで行われているモバイル業界の展示会などの現場に出向かれて記事にされているので、自分もモバイル業界に携わる者の1人として、情報収集にもなっています。

貴社の事業について教えていください。
ハチソンテレコム香港は、李嘉誠主席率いる長江グループの一員として、香港市場に上場する持株会社で、「3香港」のブランド名でモバイル事業を、「HGC」のブランド名で国際中継網やブロードバンド等の固定事業を展開しています。特に3香港のモバイル事業では、4G LTE NWで高音質なVoLTE通話の提供を可能とする他、昨年から4G LTE
Advanced NWの導入により、下り最大225Mbpsの高速データ通信の提供を可能としています。モバイルNWによる万全のエリアカバレッジに加え、香港国内17,000箇所のWi-fiホットスポットによる補完エリアを兼ね備え、香港、マカオで320万人のお客様から支持されています。

PPW読者へのメッセージ
香港での携帯電話のことなら、契約から帰国時の解約まで経験豊富な日本人スタッフがフルサポートいたします。香港に来たばかりで契約に必要な書類が揃わない場合も、3香港ジャパンデスクでは柔軟に対応が可能です。また、日本への国際電話「100分無料プラン」などもご用意しておりますが、特別プランにつき店頭での取り扱いがございませんので、ご興味のある方はお気軽に3香港ジャパンデスクまでご相談下さい。

山田 篤ハチソンテレコム(3香港)
法人営業部 日系アカウントヘッド
山田 篤(やまだ あつし)さん
2001年、株式会社NTTドコモに入社。無線装置の開発、FOMAネットワークの構築、出資関連業務に携わる。その後、国際事業関連の部署を経て、ハチソンテレコム(3香港)への出向者として単身で2013年に来港。現在は奥様と小学校・幼稚園に通う2人のお子様との4人暮らし。休日はお子様との時間を大切にされているほか、トレッキングが趣味。週末を中心に香港内のトレイルコースに挑戦している。夏場、大埔のトレイルコースに挑戦した時は、充分な水分を持たずに出発してしまい、更に途中に大好きなビールを飲んで脱水症状になりかけたという苦い思い出も。数か月前に骨折したこともあり現在はトレッキングはお休みしているが、完治した際に再開することを楽しみにしている。

ハチソンテレコム(3香港)
長江グループの企業として、「3香港」のブランドネームでモバイルキャリアとして事業展開。3香港ジャパンデスクでは、契約から帰国による解約までを日本語でフルサポートしてくれる。例えば、サービス内容や利用状況の確認契約更新時はもちろんのこと、国際電話のかけ方やローミングでの利用方法を知りたい時、あるいはスマホが動かなくなっ

た時などの緊急事態も全て、経験豊富な日本人スタッフが親切丁寧にサポート。在香港日本人にとっては心強いサービスだ。
住所:9/F., Watson Centre, 16-22 Kung Yip St., Kwai Chung, New Territories
電話:(852)2126-6188(ジャパンデスク)
ウェブ:www.three.com.hk

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