「VB抗ウイルス加工」特許取得の画期的な日本のおしぼり
日本に昔から根付いている「おしぼり」文化。このおしぼりに様々な付加価値をつけ、業界に旋風を巻き起こしている会社がある。東京に本社を構える「藤波タオルサービス」だ。今回編集部は、同社の社長・藤波克之氏にお話を伺った。
PPW:元々の事業はレンタルおしぼりとお伺いしました。
藤波社長:はい。飲食店等の使用済おしぼりを回収し、洗浄、また店舗に届けるというのがメインの業務でした。レンタルおしぼりは、一つの業者に依頼すると長く継続していただけるので、固定のお客様のところを巡回すれば成り立つ商売でもあります。しかし、このまま現状を維持するだけでは規模が縮小していってしまうでしょう。私は元々通信系企業に勤めていたのですが、業界にイノベーションを起こすべく、2004年、父が経営していた「藤波タオルサービス」に入社しました。おしぼりは、認知→使用→レビューまでに時間がかかります。絶対売れるぞと思ってもなかなか良さが伝わらない。ワンアクションに3年かかるのです。現在販売しているアロマおしぼりやVBシリーズも最初から売れたわけではありませんでした。
PPW:VB抗ウイルスおしぼりはどのように誕生したのですか。
藤波社長:2011年に慶応大学医学部の先生と出会い、話をいただいたのがきっかけです。といっても、最初はウイルスと細菌の違いもわかりませんでした。過去にSARSや豚インフルエンザが流行した時、航空会社から「感染対策として使用できるおしぼり等はありませんか」という問い合わせがありましたが、当時はそのような商品を扱っていなかったので何も対応できませんでした。それらを思い出し、次第に社会的需要を認識しました。
今までの一般的なおしぼりは、封を開けた瞬間から一般細菌の数がぐんと増加しますが、VB抗ウイルス加工おしぼりは、開封して2週間経っても細菌が増えない。細菌・ウイルス抑制の効果があるんです。実験の結果をみて自分でもびっくりしたほどです。VB抗ウイルスおしぼりは特許も取得しています。
PPW:日本ではどのような場面でVB抗ウイルスおしぼりが活用されていますか。
藤波社長:介護や福祉などの医療現場で活用いただいています。人の命を預かる医療現場では、院内感染などの予防に役立ち、特にナースや患者さんが食事前に手を拭くなどのシーンでご利用いただいてます。このディスポタイプのおしぼりは、医療現場で血液や針がタオルに混入してしまうのを防ぐにはどうしたら
よいか考えていたときに思いつきました。また、美容サロンなどでマッサージオイルのふき取りにも使用いただいております。その他、凍らせても破れず伸縮性があるので、スポーツ後の汗ケアに使うのもおすすめです。
PPW:今まで見たことがないくらい大きなタオルですね。
藤波社長:ハンド用は30cm×30cm、ボディ用は30cm×60cmです。3層構造になっており、レーヨンとレーヨンの間にパルプが入っています。柔らかくて伸縮性があり、簡単には破れたりしないので使い勝手が良いです。
最近は日本でもメディアの取材を受けることが多いという藤波社長が強く抱き続けるのは「生きているからには役に立ちたい」という熱い思い。東日本大震災のときには不織布おしぼりを24万本も寄付するなど、ボランティアや社会貢献活動にも熱心だ。また、取材当日は、朝ジョギングをしてから出社されたというエネルギッシュな一面も。同社の商品が流通すれば、おしぼり習慣のない香港でも日本品質のおもてなしを提供できること間違いなし。業界に次々と新しい風を吹き込む同社のこれからに活躍に期待したい。
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藤波タオルサービス
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