広州市スタイリスト「肌健康と皮膚構造」濱島一二

2014/01/20

広州市スタイリスト

私達が肌の健康を考える時、やはり皮膚の構造を知らなければなりません。

皮膚は大きく分けて、皮下組織・真皮・表皮と3つに区分されます。

皮下組織と真皮には血管や末梢神経が来ていますが、表皮には来ていません。

表皮とは、この先アカとなって剥離してゆくもので自然死させて身体を守る壁となるものです。ですから表皮の最深部の基底層以外には栄養も神経も不必要なのです。

この基底細胞には、私達の身体を守る壁をたくさん造る為に栄養を集中的に与えられています。

皮下組織・真皮については美容の分野からはあまり関係ありませんので、表皮の構造についてお話していきましょう。

表皮には一番下にある基底層、その上にある有棘(ゆうきょく)層・顆粒層、一番上(外側)にある角質層と大体4つに分けられます。そしてその角質層の表面をおおっている皮脂膜があるのです。

この表皮の一番下にある基底層で細胞が分裂・増殖して徐々に上におし上げあられ角質層となり、やがてアカ・フケとなり落ちてゆくのです。基底層の細胞は生きていますが、死に向かっている有棘層・死んでいる顆粒層・角質層の細胞、これらの事が表皮の新陳代謝で、一般に27~28日で行われます。

では今回はこれくらいで、また次回をお楽しみにしていて下さい。

濱島一二

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