フィリピン食文化「朝からガッツリ、フィリピンの朝ごはん!」

2016/06/22

亜細亜のFree Paperから
フィリピン米で作るガーリックライスにロンガニーサと目玉焼き
From フィリピン食文化
焼きたてのパン「パンデサル」も忘れずに朝からガッツリ、フィリピンの朝ごはん!

朝ごはんパン
フィリピン人の朝は早い。早朝から街のベーカリーショップが次々と開店し、朝食の顔となる焼きたてのパン「Pan De Sal パンデサル」を求め人が群がる。パンデサルとはスペイン語で塩のパンの意。しかし、実際食べてみると塩味はせず、ほんのり甘く口当たりも軽いので、なにもつけずにいくつも食する事が出来る。とにかく食べやすいパンなのである。価格も小ぶりサイズが1コ約5円と良心的で、1世帯あたりの平均人数が5名を超えるこの国では1度に40個、50個買っていくのも珍しくない。忙しい人はこれにコーヒーを合わせ朝食を済ませるが、基本的にはフィリピン人は朝からゴハンを食べる習慣がある。日本人にとっての典型的な朝食ご飯、味噌汁そして納豆は、フィリピン人にとってのガーリックライスとロンガニーサそして目玉焼きに当る。ガーリックライスは粘り気のないフィリピン米で作ると絶妙な仕上がりだ。そして挽肉に砂糖を入れて腸詰した、フィリピンのソーセージと呼ばれているのがロンガニーサ。濃い口なのでガーリックライスがどんどん進む。朝から食べるには少々胃に負担が掛かるメニューだが、腹持ちがよいのでランチまでお腹がすくことはない。カロリーが高い朝食も、暑いフィリピンではエネルギーとして消費されるだろう。次第に膨れる下っ腹が気になりながらも、私はこれからも朝食にロンガニーサを頬張っていくつもりだ。

日本語情報誌文:苅込佑樹
プライマー編集部
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