香港初! タイの屋台料理が自慢のカジュアル・タイ・レストラン

2016/10/05

SAMSEN

アダムさん

オーナーシェフの アダムさん

タイの庶民の胃袋を支え、世界中のグルメたちを虜にするスープヌードルなどのタイの屋台料理をメインにした、カジュアルな店「SAMSEN」が湾仔(ワンチャイ)にオープンした。ノスタルジックなタイ・ビンテージなインテリアの35席からなる同店は、タイの街中に溢れる屋台の雰囲気を再現したカジュアルなスタイル。

タイ風チキン焼きそば

タイ風チキン焼きそば「 PAD SEE EW」

同店オーナーシェフは、上環(ションワン)に店を構える人気タイレストランの元エグゼクティブシェフを務めたアダムさん。自ら大の屋台料理のファンだという彼は、「タイ料理の味付けはシンプルであればあるほどより美味しい。タイの街中で食べる屋台料理である伝統的なスープヌードルはその良い例で、シンプルだけど一度食べると虜になる味」と話す。そんなタイのスープヌードルの中でも特に人気がありアダム氏も大好きなのが「ボートヌードル」。ボートヌードルとは、タイの水上マーケットで働く人たちが日常的にボートの上で食べていた、小さなスープヌードルの事だ。香港にはローカルなお店から高級レストランまでタイ料理レストランの数は多いが、屋台料理をメインにボートヌードルを提供しているお店は少ない。あってもやはり本場の味より劣る。そこでアダム氏はタイ料理のシェフとしての長年の経験と情熱で、自身も大好きなボートヌードル等のスープヌードルをメインとする屋台スタイルのレストランをオープンしたのだという。

和牛ボートヌードル

お店一押しの「和牛ボートヌードル」

同店一押しのメニューの和牛を使用した「Wagyu Beef Boat Noodle」は必食だ。新鮮なライスヌードル(お米で出来た麺)に長時間煮込んだ黒い濃厚スープを注ぎ入れ、和牛、クレソン、豚の皮を油で揚げたポークラインズをトッピング。シンプルだけども口に入れると独自の世界が広がり、癖になる味だ。タイ北部のチェンマイの名物郷土料理の「カオソーイ」をアレンジした「Chiang Mai Curried Chicken noodle soup」もオススメ。ココナッツ風味のカレーに新鮮な卵麺を合わせてチキンをトッピングし、ライムと揚げ唐辛子を合わせた、辛味・酸味・甘味のバランスが抜群のスープヌードルだ。汁なし麺では、万人に愛されているタイ風焼きそばの「パッタイ」を、そしてつけ麺には、同じくタイで定番の屋台メニューの1つである「バミー・ナーム」がオススメ。黄色の小麦粉麺に自家製の焼き豚と半熟卵をトッピングしたものだが、唐辛子、砂糖、酢、ナンプラーを加えるとさらに味わい深く。麺の歯ごたえ、焼き豚の香ばしさ、そして半熟卵のまろやかさが見事にマッチして美味しい。

クリスピーフィッシュスキン

ビールのおつまみにぴったりの 「クリスピーフィッシュスキン」

さあ、カジュアルなタイの屋台料理を味わいに、さっそく出かけてみては。

SAMSEN
住所:68 Stone Nullah Lane, Wan Chai
電話:(852)2234-0001
フェイスブック:Samsenhk

ラスティックな外観

ラスティックな外観

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