彫刻アーティスト、RICHARD X ZAWITZ氏展示会

2016/10/25

彫刻

世界的に名高い彫刻アーティスト、RICHARD X ZAWITZ氏の展示会、「Civilization and the Monkey: Why we are here! Why are we here?」が香港で開催されることとなった。ホールに飾られた18体の彫刻達は、人類が辿ってきた文明の長い旅路へと見る者を誘う。

ZAWITZ氏は、‘‘進化’’という全ての人類が共有する最も魅力的なテーマの1つを選び、人類発展のストーリーを豊かな想像力で模索していく中で、今年の干支にインスパイアを受け、猿を新たな主題に決めた。「Female Beauty」、「Invention」、「Magic,Commerce」、「Technological Evolution」などをテーマにした個性的な猿の彫刻達の中心に置かれるのは、壮大な4mの「Tree of infinity」。生命の木は成長し続け、進化していく宇宙で起きるすべての‘‘創造’’へと繋がっている。

彫刻アーティス ト

Zawitz氏は彼らがどのような過程を辿って私達ホモサピエンスへとどう進化していったのか点と点を結ぶように形にしており、とりわけ「Smartphone-man」は、我々現代人がどれだけその小さな電子端末と密接に関わっているかを表現していて興味深い。作品達は全てブロンズとステンレス製で、ZAWITZ氏のサインが入っており、優れたポストモダンアートの一端、「Curvism」の傑作だ。

Richard X Zawitz氏は米国ピッツバーグ出身。40年以上にわたって平和と創造力の振興に力を注いできた。ハワイ大学で彫刻芸術を学び、中国の道教や禅などのアジア文化、哲学などにも造詣が深い。木、石、金属、プラスチック、動植物等多くの素材と媒体を使用するのが彼の作品の特徴で、作品は多くの公的機関、個人収集家達の間でコレクションされており、代表作のミニチュアアート「Tangle Playthings」は玩具のデザイン等に取り入れられ、世界中で広く親しまれている。

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開催にあたり、Zawitz氏はこう語ってくれた。「私は今回の作品を観る人達に、芸術的冒険を通して人間であることの意味や、我々がここに在る理由を見つめなおし、人類の辿ってきた壮大なドラマに様々な角度から思いを馳せてほしい。センセーショナルな作品達が皆さんを刺激してパワーを与え、より創造性を高めてくれることを願うよ。この美しい惑星にポジティブさを浸透させることができるのは、こういった圧倒的なアートのエネルギーだと私は思う。そうすることによって、‘‘私達はなぜここに存在するのか?’’という真理にアプローチできるのではないかな。」

大胆で個性的な今回のイベントは、芸術の振興に関心が高いHongkong Land groupの主催によって現実のものとなった。このコラボレーションは科学とアート、創造性と現実性の垣根を越え、学びと探求、喜びを提供する場となるだろう。

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Civilization and the Monkey:Why we are here! Why are we here?
場所:The Rotunda, Exchange Square, Central
時間:~11月10日

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