やっぱり麺が好き！2週連続企画　深圳麺特集 Vol.1

2016/11/23

日本人が大好きな麺。中でもラーメンは、カレー、寿司と共に日本の三大国民食とも言われる。深圳における日本料理店はざっと200店舗ほどあると言われているが、更にここ最近、深圳ではラーメン店を中心に、蕎麦やパスタ等、様々な麺のお店が新たに続々と誕生し、各店舗は、本場日本の味に近づけるために、日夜、互いに切磋琢磨している。

今回は、深圳に住んでいる日本人や香港や広州など、他地域から深圳へ旅行される人、出張されるビジネスマンの人向けに、つい最近出来たばかりの新店舗から、日本料理店の激戦区羅湖で10年生き残っている老舗まで、編集部オススメの‘‘麺″に関するお店を、ラーメン店を中心に、2週に渡って計6店舗紹介しよう。

絶品チャーシュー＆とんこつスープが食欲を刺激する！
伝説の味を、ここ深圳で堪能！！
口悦拉面

とろりとしたチャーシューが絶品のとんこつラーメン

「口悦拉面」は鶏がらとゲンコツで丹念にダシをとったスープが自慢。最初はゲンコツのコクが伝わり、後味はさっぱりしながらも甘みを感じるスープ。まろやかな風味が口いっぱい広がり、やみつきになること間違いなし。コシのある麺は食べごたえがあり、満足できるボリュームだ。とろりとしたチャーシューは食欲を刺激し、ライスが欲しくなるほどの絶品。

オーナーの柳さんは、2013年に閉店した東京・恵比寿の伝説のラーメン店「香月（かづき）」のレシピを買取り、この地でその味を再現させた。オススメの味噌味をはじめ、とんこつ、醤油と定番のメニューはどれも28元～と驚きの価格。

落ち着いた店内

カウンターがメインの日本式屋台はどこか懐かしく、仕事帰りにふらっと立ち寄りたくなる。お酒のしめとしても最高。サイドメニューもかなり充実しており、飲みなおしたくなること間違いなし。深夜3時まで営業しているので、じっくりと至福の一杯を堪能できる。

「美味しい、サービス、安全」をモットーにかかげる口悦拉面。美味しいラーメンが食べたい！そう思ったら口悦拉面！

スープが自慢の口悦拉面

口悦拉面
【1号店】
住所：深圳市南山区桂庙新村35-1-29（桂庙学府城商业街）
電話：(86)755-8654-4342
時間：11:00～14:30、17:00～26:00

【2号店】
住所：深圳市南山区南山大道2017-5
電話：(86)755-2656-6785
時間：11:00～14:30、17:00～26:00

本格派！風味豊かな手打ち蕎麦が自慢！
蕎麦＆鰻でスタミナ抜群
蕎上人

鰻＆蕎麦は絶品

東莞の常平鎮と長安鎮に店舗を構える「蕎上人」。“和”の雰囲気あふれる空間が広がる店内は、気持ちを落ち着かせてくれると評判だ。接待や会食で利用できる個室が6室あり、様々なシチュエーションで利用できる。

”和“の空間で最高の贅沢を

蕎上人では店の入り口に立派なそば打ち台がある。蕎上人では、目の前で職人の技を見ることができ、そのパフォーマンスに圧倒される。本格的な手打ち蕎麦を味わうなら、殻ごと挽いた香り豊かでしっかりとした味わいの「田舎蕎麦」がオススメ。二八(にはち)で打っているた
め、蕎麦の風味がしっかり残っており、口の中に香りがパアッと広がる。土佐の本鰹節や利尻のだし昆布でとったダシが蕎麦の風味を引き出してくれ、一度食べたらとまらない。

厳選されたネタの数々

自慢の鰻は、福建省の養殖場から取り寄せている。「鰻の蒲焼き」は一度白焼きにしてから、蒸し上げ、秘伝のタレで焼き上げるので、ふっくらと柔らかく仕上がる。日替わりの料理はどれもお得。マグロやイクラなど4～5種類のネタを入れた豪華な一品「海鮮ロール」も海の香が口いっぱいに広がると好評だ。蕎上人では、今後もこだわりの食材をふんだんに使った厳選料理が続々登場する予定、今後も蕎上人に目が離せない。

「南山店」は深圳の日本人の癒しスポット

蕎上人
【南山店】
住所：深圳市南山区南山大道南海大厦107号（中油陽光大酒店となり）
電話：(86)755-8625-0406、(86)150-2401-2606

【常平店】
住所：東莞市常平鎮新南ニ街3号
電話：(86)769-8118-2762

【長安店】
住所：東莞市長安鎮中恵名城賢徳路18号
電話：(86)769-8584-9566

自家製麺にこだわり！
海老好きなら是非試したい一杯
らーめん海老江

オススメの「海老王沾麺（つけ麺）」

今年8月、深圳福田区の東海繽紛時尚天地の地下1階に、「海老江」3店舗目となる福田2号店がオープンした。お店のポリシーは「この世のすべての食材に感謝を込めて」（感謝世界上所有食材）。食材にこだわり、真心のこもった本格魚介つけ麺を提供している。

店内にはオーナーの王さん自らが描いた淀川河畔の壁画がある

店名の「海老江」の由来は、大阪市福島区にある地名から名づけられた。オーナーの王さんは幼い頃、よく海老江地区を流れる淀川付近に住む親戚の所へ遊びに行っていたので、淀川には特別な思い入れがあるのだという。

「海老江」の看板メニューは「海老王沾麺（つけ麺）」と「海老魚介沾麺（魚介つけ麺）」だ。また、ラーメン派のアナタには「豚骨ラーメン」や「自家製味噌ラーメン」、「大阪鶏白湯出汁ラーメン」もオススメ。同店が特にこだわるのは〝麺″だ。店で使われる麺はすべて自家製麺所で作られ、そのすべての工程において、北野料理長が厳しく品質をチェックしている。麺そのものは勿論、スープの出汁もしっかり
吟味されており、海老、カツオ、サバ煮干しなどがベースになっている。この他、海老江ではチャーシュー丼、豚丼をはじめ、麺類・御飯類の新メニューを考案中との事で、乞うご期待。

らーめん海老江