今すぐ使いたくなる中国語「我·還一直記得」「她望向我的那一瞬間」

2016/12/23

我·還一直記得
wǒ hái yī zhí jì de

「私はずっと覚えている」

她望向我的那一瞬間
tā wàng xiàng wǒ de nà yī shùn jiān

「彼女が私を振り向いた瞬間を」

中学「一直」はずっと、「記得」は覚えている。「望」見つめる、という意味。「向」は~に向かってと日本人には理解しやすい単語だ。ここでは、「私に向かって」という意味になる。これは、主人公のチェンが過去の回想でファンを好きになる場面である。ファンが教室の黒板の前に立ち、後ろを振り返りながらチェンを見つめた瞬間、チェンの心が強く動いた。チェンの初恋だ。

この作品を見ていると、人を好きになる気持ちは確かなものではなく、いつか脆く砕けるのかと懐疑的になる。あんなに誰かを好きになった気持ちも、いつかは薄れてしまい、不確実になる。だからこそ、自分の気持ちが強く動いた「一瞬」を大切にしたいと思う。高校生の頃は、未来に対して全て前向きだった。誰かを思う気持ちも例外ではなかった。

大人になってこの作品に出会うと、自分も同じような気持ちがあったかと自分に問いかけたくなる。そして、今誰かを好きになったら、その気持ちが永遠に続くと信じることができるのか。それも問いかけたくなる。

作品紹介
匆匆那年
北京の中学に通うチェンは成績優秀でイケメンで学校の人気者。そんな彼が、大人しい転校生ファンを好きになる。チェンの明るい性格は次第にファンの心を開き、 2人は恋に落ちる。 大学生になり、それぞれの環境によってすれ違い、2人の心も次第に離れていき、遂に別れてしまう。30歳となったチェンはファンと別れたことを後悔し、ファンともう一度一緒に居たいと思うが。

Pocket
LINEで送る