読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」連載 第25回 褒めるも叱るも必要ない

2017/04/19

子育ては「褒めて伸ばす」とよく言われます。

ままサプリ

「いい成績をとった」

「選手に選ばれた」

「偏差値の高い学校に入学した」

日常で褒める場面はいくつもあります。 そんな時、我が家では 「よく頑張りました」と言います。 それ以上褒めることはありません。 それがゴールではないし、それを達成したからその子 が幸せを感じられるものでもないからです。

社会一般にいう「成果」に価値を置いて子育てしてい ると、 それが達成できた時が「幸せ」で、達成できないと自分 を責めるようになります。

実際は人生の目的はそこにはなく、達成しても束の間 「達成感」を味わうだけで、すぐまた次のゴールに向 かって走り続けなければなりません。

ですから、小さな成果というものは人生を楽しむため の手段でしかなく、そこに焦点を当てることは、「頑張っ ても頑張ってもまだたちないような気がする。」 「人生に満足感や安心感を感じられない。」 そんな子供を育ててしまうと思うのです。

一方で、

「お婆さんが困っているのを助けた」

「人がやりたがらないことをやった」

「誰かの意見でなく自分の意見で行動できた」 のような、その子、その子の「満足感」「安心感」に繋がる ような行動は必ずフィードバックするようにしています。

「自分が何をしたらワクワクするのか」

「どんな価値を持っている人間なのか」 を理解してもらうためです。

人間は必ずこの世に生まれてきた意味があります。 この世で持って生まれた資質や才能を活かし、 全体と調和することで魂が震えます。 これを人生の「意味」とすると、大人でもこれに気づい ている人は多くはないのではないでしょうか。

軸がない人生は行き先のない飛行機に乗っているよ うなもの。 行き先がない飛行機で機内食や映画を楽しめますか?

そんな飛行機は揺れに揺れます。 不安がなくならないのです。

その途中にある小さな成果や手段に一喜一憂することなく まず子供の行き先(人生の意味)を一緒に見つけてあ げましょう。

きっと素敵に人生の舵取りができるお子さんに育ちます♪

Kyou氏 プロフィール

Kyou氏

海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。1998年に「社会福祉士」を取得し、現在は上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」を展開中。

ブログ:上海で子育てコーチング~きょうのあしあと~http://s.ameblo.jp/kyon3boys
ネットラジオ:子育て相談「ままサプリ」:http://livaia.com/ja/category/mama_supplement/

 

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