僕の香妻交際日記 第9回 妻と一緒に見たくないもの

2017/08/16

今さら気がついたことが、
夫婦間で国籍が違うとジョークが通じないことが多々あるということです。
特に日本人のジョークは外国人には理解しがたいらしく、先日も日本の芸人厚切りジェイソンの「Why Japanese People?」ネタを妻に見てもらったのですが、日本では結構流行ったにも関わらずその面白さを理解するのが難しかったようです。
妻にジョークを言ったり、芸人のネタを見せたりして何が厄介かと言うと、スベるより何よりそのジョークの由来と使い方を説明しなければならないことです。
説明が終わると決まって「あ、そう」とか「なるほど」と納得されてしまいます。
納得されるのはスベるのより後味悪いです(汗)
日本人のジョークは比較的、勢いやサウンドで訴えるものが多いので、この感覚を外国人に伝えるのは至難の技です。
ですから、妻と一緒に日本のバラエティ番組を見ると
「どうしてみんな笑っているのか?」を説明するので精一杯で
笑いの本質まで伝えることはできません。
特に妻と一緒に漫才なんかは絶対見られません(私個人的には好きなんですが…)
一方で、妻が見ても楽しめる番組としては旅番組、料理番組が挙げられます。
普通の旅番組であれば日本のことを知るきっかけにもなりますし、いってQみたいな番組であれば出演者の行動やアクシデントで笑いも出ます。
あと妻が好きなのはマツコの番組です。
彼が出ている番組は身近なテーマに対して
マツコがツッコむスタイルのものが多いので、
私としては説明もしやすく妻にとっては分かりやすい内容となっています。
ちなみに、私が最近使う外国人にも通用するフレーズを紹介します。

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笑いのセンスもそれぞれの文化で異なります

・100%の大丈夫、安心してを表現したいとき
「Apes…together…strong」(映画War for the planet of Apeより)

・待ち合わせ時間を決めたとき
「じゃあ、7時にTSTで…不見不散(バッキンバッサン)!」

この言葉は「僕と会うまでどっか行っちゃダメだよ」という意味を
表す広東語の四字熟語です。香港人相手にウケます。

これらのフレーズは多分日本人が言うから面白いのだと思います。
使用する場面や言い方、タイミングなどには個人差があるので、
いろいろ試してみながら自分のスタイルを見つけてください。

笑いは万国共通と言いますが、笑いのツボはその国の文化に基づいています。
私もTVBやPearl TVを見ながら、
香港人と世界の笑いのツボを研究していきます。

妻に「星…3つです!」と言わせるのが今の目標です。

ではでは。

ルーシー龍
ルーシー龍(りゅう)
香港人妻との結婚歴3年目の日本人。沢木耕太郎の「深夜特急」を読んでチョンキンマンションに憧れて香港にやって来る。趣味は早く家に帰って妻と一緒にTVBのドラマを見ること。

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