株式投資のやり方

2017/12/11

オンラインブローカー、投資アプリ、ロボアドバイザーの発展の恩恵を受け、株式投資はこれまでにないほど簡単になっている。しかし、具体的にどのように株式を購入するのか?どのくらいの資金を必要とし、どのようにリスク管理を行うのか?以下、4つのポイントを挙げよう。

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1.投資のタイプを決定する
その世界に飛び込む前に、株式投資にアプローチするにはいくつかの方法があることを知り、そこから自分にあった方法を選ぶ必要がある。例えばDIYタイプで株式や株式ファンドを自ら選ぶのを好み、購入のための知識もあって、ブローカーのみを必要としている場合でも、誰かにプロセスの管理は任せたいはずだ。低コストの投資管理を提供する優秀なロボ・アドバイザーなら、いくつかの質問に答えるだけで、状況に合った方法で資金を投資してくれる。

2.株式か、ミューチュアル・ファンドかを選ぶ
ほとんどの人にとって株式投資とは、この2つの投資タイプのどちらかを選択することを意味する。ミューチュアル・ファンドは単一取引で多くの種類の株式を少しずつ購入することができる。インデックスファンドやETFsは、インデックス(市場全体の動向を示す指標や指数のこと)の動向を追い、市場平均(ベンチマーク)と同じような動きをする運用を目指すファンドを指す。多様性に富んだポートフォリオを構築するために、複数のファンドを掛け持つこともできる。

株式市場に足跡を残す手段として、特定の企業の株式を1株、もしくは複数株購入して個人株主となることも1つの手だ。個別株から多彩なポートフォリオを構築することもできるが、必要な投資額は大きくなる。

ミューチュアル・ファンドのメリットは、本質的に分散しているため、リスクを軽減できる。しかし、一部の個別株がそうであるように、トレンドによって株価が上がる可能性は低い。一方個別株のメリットは、選び方がよければリターンが大きくなることだが、その可能性も高いとは言えない。大部分の投資家、特に退職に向けて投資している人には、ミューチュアル・ファンドを基にポートフォリオを形成するのがよい選択といえるだろう。

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3.予算を決める
個別株に投資するためにいくら必要かは、株式の高値に応じて異なってくる。ミューチュアル・ファンドに興味を持ち、予算が少ないのなら、ETFsが最適だろう。ミューチュアルファンド(インデックスファンドを含む)は1,000ドル以上の最低投資額が必要だが、ETFsの場合は株価によって決まり、株価は10ドルのものも100ドルのものもあるからだ。

長期的な展望があるのなら、ポートフォリオのうち株式ファンドに対して多めに投資してよい。例えば30代で退職後のための投資をしているのなら80%程度を投資し、残りはボンド・ファンドにするといように。ただ、個別株はリスクが高めなので、全体の10%程度に留めておこう。

4.アカウントを開く
退職金制度の一員となっているのなら、既にミューチュアル・ファンドを通じて株式投資をしている可能性がある。そうでない場合や投資の選択肢が不足している場合でも、オンラインブローカーを使って株式、ファンド、その他さまざまな投資を購入することができる。ブローカーを通じて、個人退職口座(IRA)や、既に退職しているのなら課税証券取引口座を作ることも可能だ。

新しいアカウントを開設する場合、手数料が安くミニマム投資額が低いブローカーを選ぼう。初心者向けのところはミニマムを設定していないところも多い。また売買のたびに請求されるのを避けるために、ブローカーからの手数料無料のETFまたはミューチュアルファンドのリストを参考にすること。

ブローカーを選ぶポイントは、購入に有用で信頼できるデータを提供していること、電話やメール、チャットなど、複数の方法でリアルタイムのカスタマーサポートを提供していること、初心者でも株式購入を迅速に理解できる知識を提供してくれることに加え、ブローカーのオンラインサイトで株式購入をする場合、使いやすいトレーディング・プラットフォームを提供していればなお良い。

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