弁護士と法務的助言が必要な理由とは - ビジネス投稿

中小企業にとって資金調達には、基本的に債務調達と株式調達という2つの種類がある。

使用される資本の最も一般的な形態は負債であり、時間の経過とともに、会社はキャッシュフローから利子込みの元本を返済していくが、事業が立ち行かなくなると、貸し手は返済のために資産を差し押さえて清算し、不足分はオーナーに返済を求める。貸し手が考慮するのは、企業の資産ではなく資産の市場価値だ。彼らはリスクを避けて返済を確かなものにするために、資産価値の一部に見合う額を貸す。借入金の金利は高くなる可能性があるが、債務を受け入れることでオーナーは100％の所有権を維持することができる。

株主資本を利用する場合、投資家は会社の事業の所有者となり、所有権の大きさは投資された資本と、現在および未来の事業価値に基づいた交渉によって決まる。ビジネスの評価はある種アートのようなもので、常に評価する者の主観による。調達された株式の最終的な比率と集められた金額は、投資家の投資に対する熱意と、投資を望む起業家間の妥結点である。

投資家はその投資がよいものになるかどうか評価を行うが、Bird & Birdのパートナー、Padraig Walsh氏は、「行動を起こす際、私有の有限会社法に留意する必要があります。株式の公正な配分のための価値の創造を行うには、様々な問題が起こるからです。」と語る。

うまくそれらを遂行するためのヒントをいくつかご紹介しよう。

1. 会社の価値を知る
企業の価値は大切だ。なぜなら、資本構成への金銭追加を求める際に、新しい資本の「コスト」を決定する基礎となるからだ。

特に会社のコストは、経営の中枢を担う経営陣に現れるが、その仕事の形は捉えづらく、経営陣を評価することは難しい。しかし、組織のプロセスビュー、在職期間、報酬、会社の目標、またはインサイダーによる買収および株式買戻しなど、企業の価値を評価する多くの方法がある。

会社の価値を理解することは、投資によって資金の提供を受けた時、より高い評価を得て、自社のより大きな所有権を保持することに繋がるのだ。

2.収益と将来に向けての予測
財務予測は、企業が市場機会とその実行性を研究する時間をとっていることの重要なエビデンスとなる。予測は企業会計を助け、不確実性に備える効果があ
る。またそれは投資家に、チャレンジに対する準備が整っていることを示すサインにもなる。

3.資金調達の目的
銀行家や潜在的な投資家は、一般的に企業の事業計画のクオリティと完遂能力をを評価する。また中小企業が株式市場にアクセスしやすくするようプロセスが簡素化されると、関連する規制へのコンプライアンスが必要となる。さもなくば証券発行者は民事刑事罰に処罰されるからだ。慎重な事業主であれば、投資家や貸し手との交渉、契約をする際に有益な法的アドバイスをプロフェッショナルに求めるだろう。詐欺行為の可能性を排除したり、合意に至るまでの混乱や、将来の法的問題を回避する上で、弁護士の存在は大きい。

4.関連するパートナーを探す
エリアに根ざしたパートナーシップを確立することは、起業家、NGO、教育と科学の分野、市民社会の代表者など彼らの立場がそれぞれ異なることもあり容
易ではないが、事業の向上に有益だ。特定のパートナーと距離を置けば、ポリ
シーの理解や承認を広げる機会を失ってしまう可能性がある。

パートナーは同等の権利を持つべきであり、そうでないならそれはパートナーシップの一環として合意しておくべきだ。例えば、戦略を策定するには、関連する全てのパートナーが根本的な分析と、それらの分析から得られた全体的な目標と原則に合意することが求められる。しかし通常は、単一のプロジェクトや措置に対する資金調達の意思決定プロセスに全てのパートナーを含めることは不可能だ。特に資金調達や起業やNGO活動については、利益の相反を避けるためにも、合理的かつ単一の決断が必要となってくる。

法律事務所Bird & Birdは、戦略的な商業上の問題を把握している稀有な国際法律事務所であり、顧客にとって有益な法律と税金の選択を支援し、商業的目標を達成するのをサポートする。各国の法律は非常にデリケートなものであり、クライアントにとって有益な法律指南を提供できる弁護士の力を借りることは、ビジネスの大きなバックアップとなるだろう。

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