広東・広州&深圳で面白・美味しい麺料理!!

2018/03/13

日本の農林水産省のデータによると、中国は小麦の生産量と消費量が世界で2位なのだとか!小麦を使った料理といえば、代表されるのは麺料理。
ここ広東省では、中華、和食、イタリアン、ハラルなど、バラエティ豊かな麺料理を楽しむことが出来る。日本人であれば誰もが知る定番から、中国な
らではの麺料理まで、厳選してご紹介!

Angelo’s Braceria
仕上げのパフォーマンスがエキサイティングミラノ出身オーナーのイタリアンで食す変わり種パスタ

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深圳の海上世界に店を構える「Angeloʼs Braceria」は、イタリア人のオーナーとシェフによる本場の味にこだわったイタリアンレストラン。2008年より深圳で腕を振るう同店のヘッドシェフ、マテオ氏は、「当店は深圳でリアルなイタリアンを食せる数少ないレストラン、もっとたくさんの日本人に知ってもらいたい」と笑顔。石窯で焼き上げられるピザと、種類豊富なパスタが人気だが、中でもマストハブなのは、「Orecchiette(オレキエッテ)」と呼ばれる耳型のショートパスタだ。ここ中国や中華圏では「麺」は小麦粉自体を指すため、ショートパスタも「麺」として区別されるそうだ。早速おすすめという「Orecchiette Fantasia di Angelo」をオーダー!まず運ばれてきたのは皿型の大きなパルメザンチーズブロック!厨房で調理されたオレキエッテが登場すると、チーズブロックに少量のウォッカを振り火がつけられた。熱によりジュワッとチーズが溶けたところにパスタを投入、しっかり絡め、ブラックペッパーを振れば完成。もちもちした食感がやみつきになる逸品。日本人にとっては、ロングパスタがおなじみだが、純正なイタリアンレストランで頂くショートパスタは秀逸でハマってしまうこと間違いなし。Authentic Italian(本物のイタリアン)を謳う同店のシグネチャーパスタを堪能あれ!

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【Angeloʼs Braceria】
住所:深圳市南山区蛇口太子路海上世界西側(海景広場向かい)
電話:(86)755-2682-5927

Itali-an
深センで愛される老舗ジャパニーズイタリアン蟹の旨味たっぷり!濃厚ソースのスパゲティーはいかが?

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深圳屈指の人気日本料理店「万菜屋」の系列店であり、2005年にオープン以来、日本人が考える日本人向けのイタリアンとして愛されてきたその名も「Itali-an」。扉を開けると、笑顔が素敵な店長、ライアン氏が迎えてくれた。

Mr. Ryan店長のライアン氏

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数年前、日本で一大ブームを巻き起こし、今や定番となった熟成肉が、深圳で安心してリーズナブルに頂けると話題の店だ。日本人好みに厳選した最高品質ワインを上海エノテカから仕入れており、各種ステーキとのペアリングを楽しむ客も多いそう。同店といえば、熟成肉だけでなく、こだわりのパスタメニューもまた、隠れた人気メニューたちで、特におすすめなのが「渡り蟹のトマトクリームスパゲティー」。渡り蟹を贅沢に数杯使用し蟹の旨味とコクをしっかり溶け込ませ、爽やかなトマトの風味を加えたしつこすぎない絶妙な濃厚クリームソースは、スパゲッティーに絡まりやすく相性抜群!国籍・年齢問わず楽しめる逸品。日本人の好みに寄り添うイタリアンを提供し続け、現地の人からも高評価を得ている人気店で、一押しスパゲティーを堪能しよう!

【Itali-an】
住所:深圳市羅湖区解放路名士閣1F
電話:(86)755-8225-7278

良質素材工房 粋
小さいときに大好きだったあの味も、お洒落な大人パスタも楽しめる昔懐かしのナポリタン&マグロ漬けパスタ

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2017年秋、深圳市・国貿の旧西武ビルにオープンしてから、在深圳日本人や出張者の胃袋を掴んで離さず、日本料理店激戦エリアにありながら、すっかり定番の人気店となった「良質素材工房 粋」。中国内では健康志向にシフトする傾向があり、安心・安全な日本食材に対する需要は近年、更に高まってきているが、関税や輸送コストの問題で輸入に頼りきりというわけにはいかないのが現状。そこで、同店では広東省にある良質な食材に目をつけたのだ。こだわった食材を使用し、著名シェフの監修のもと生み出される料理はどれも秀逸だが、日本人になじみの深いスパゲッティメニューを提供していることもポイントが高い。日本人なら誰もが慣れ親しんだであろう「ナポリタン」は実は同店の一押しメニューの1つである。また、日本料理屋らしく漬けマグロをメイン食材に使用したスパゲティーも隠れた人気メニュー。新しくもあり懐かしい味わいの逸品だ。豊富なメニューで目移りをしてしまうかもしれないが、粋で麺といったら日本を思いだすスパゲティーを食してみては?

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良質素材工房 粋

 


【良質素材工房 粋】
住所:深圳市羅湖区東門南路 華都園大厦(旧西武大廈) 14楼
電話:(86)755-2591-7425
携帯:135-3073-6535 店長 谷口まで(日本語可)

蕎上人
栄養バランス抜群の麺といえばお蕎麦!更科派?田舎派?どちらも絶品の名店でヘルシー麺ライフ!

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深圳・南山にオープンして4年、福田の購物公園にも新店舗がオープンする蕎麦と鰻の名店「蕎上人」。暖簾をくぐるとをくぐると「いらっしゃいませ!」という元気なスタッフの声が出迎えてくれ、木材をふんだんに使用した内装は、温もりが感じられる造りで気持ちを落ち着かせてくれる。鰻も絶品の同店だが、これからじわじわと暑くなってくる華南地区・香港在住者には、バテ気味の胃袋にも優しく、涼しさも感じられるお蕎麦をご紹介したい。

日本でも通用する本格派の手打ち麺、日本から取り寄せたこだわりの食材からじっくりととられた出汁が自慢で、異国の地でも日本の味を忠実に守り続けるという心意気が感じられる。麺は、蕎麦の実のより内部にある、胚乳の中心部の粉を使用しほんのりとした甘みのある「更科蕎麦」、殻ごと挽いた香り豊かでしっかりとした味わいの「田舎蕎麦」から選ぶことが出来る。香り良くのど越し抜群の自慢の蕎麦は、やはり、「ざる」で頂くのがおすすめ。蕎麦や出汁の香りが恋しくなったら、日本クオリティーの蕎麦で出迎えてくれる「蕎上人」へGO!

【蕎上人】
住所:深圳市南山区南山大道南海大厦107号 (中油陽光大酒店となり)
電話:(86)755-8625-0406、(86)150-2401-2606
※福田・購物公園店もオープン

鉄板王
食欲そそるソースの香りがたまらんのう!アツアツの鉄板で作る本格広島お好み焼き&ジューシー焼きそば

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昨年11月16日にオープンした「鉄板王」。香港や広東省で、お好み焼きというといわゆる大阪のお好み焼きが圧倒的に親しまれてきたが、「鉄板王」が打ち出すのは広島お好み焼きだ。生地と具材を混ぜて焼く関西風のお好み焼きとは違い、薄く伸ばした生地にキャベツなどの具材を重ねて焼く手法が取られ、そこにはやきそばが入っているのが特徴だ。お好み焼きは、もちろんだが、広島県民が沸き立つおたふくソースを使用したジューシーな焼きそばも捨てがたい!!

広島の有名店「ちんちくりん」で修業を積んだ店長の倉橋氏の経験から創り出される本場の味、店内にある日本から取り寄せた大きな鉄板、卓上に並んだおたふくソース専用のソース差し、おたふくのロゴが入った前掛けをしている従業員。そんな、本場広島からそのままやってきたような、“広島らしさ”が溢れる同店は、オープンしてから同県出身者を始めとした、日本人の心を掴んでいるという。「鉄板王」で、ソース好きにはたまらない2大グルメの麺を楽しむのもあり!

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【鉄板王】

住所:深圳市羅湖区南湖路3009号国貿商厦3階
電話:(86)755-8558-5515

秦人美食
米皮と呼ばれる輝く乳白色の麺西北人からも評価の高い隠れた名店

米皮 1 ファストフードチェーン店でありながら、各店は一定のクオリティを保っており、早い・安い・うまい!の姿勢を崩さない。店内のメニュー看板には、米皮(米粉麺)、面皮(小麦粉麺)、擀面皮(コシのある小麦粉麺)などややこしい名称が並ぶが、つまりは全てが「凉皮(リャンピー)」と総称される麺である。喉越しが良く、香ばしい白胡麻ダレがたっぷりと絡む麺は、すするたびに口いっぱいに白胡麻の香りが広がる。具材である細切りキュウリや豆もやし、面筋(豆腐加工品)とも相性がいい。酢醤油・塩で味付けされた秘伝のオリジナルタレと刻みニンニクがさらに味の幅を広げ、足しげく通う西北人がいるというのもうなずける。

老西安がお得に楽しめるセットメニュー(写真右:凉皮・紅豆粥・煮玉子・肉夹馍)は24元。

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【秦人美食 体育東路店】
住所:広州市天河区体育東路148号南方証券大厦南04-05商舗
電話:(86)20-3887-8116
時間:11:00~21:30
WeChat公式アカウント:gh_ac2ac03e210f

中国蘭州老白家牛肉拉麺
安くて美味しい!日本でも爆発的人気の蘭州拉麺打ちたて小麦麺と牛スープ、辣椒油の香りが食欲をそそる!

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悠久の歴史を持つ伝統的な麺料理である蘭州拉麺は、中国西北部甘肃省を発祥の地とするハラル料理の一つで、宗教的に豚肉を使用しないのが特徴。数種類のスパイスと一緒に、牛骨や牛肉を数時間煮込んだスープに、手打ちで伸ばした麺を入れたものである。注文が入ってから手打ちをするため、時折ドンドンと威勢のいい打音が響き渡る店内。

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カウンター越しに、麺職人が小麦粉生地を手延べする様子が伺える。毛細と呼ばれる極細麺から、三細、二細、一細、韮葉、大寛など、好みの太さの麺が選べる(が早く注文しないと勝手に二細で出てきます)。蘭州拉麺の特色として「一清(透き通った牛スープ)、二白(大根)、三紅(辣椒)、四緑(パクチーやニラなどの野菜)、五黄(黄色味を帯びた小麦粉麺)」が挙げられ、彩りのあるラーメンとしてインスタ生えも。シンプルな伝統蘭州拉麺は大・18元、小・15元。

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【中国蘭州老白家牛肉拉麺 広東本店】
住所: 広州市天河区龍口西路保利中辰広場105号商舗(地下鉄3号線崗頂駅A出口徒歩4分)
電話: (86)131-3912-5000
時間: 10:00~22:00
老陕居
陕西省の西安麺料理・スープなし混ぜ麺が旨い!ボリュームある麺に絡まる独特のタレがやみつきに

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総画数57の難解漢字が使われることでも有名なbiang biang麺の「biang」は、平べったい(麺)を意味する「扁(へん・bian)」が転じたもの、または麺打ちの時にbiang〜biang〜と音が出るから、など諸説ある。幅広いきしめんのような帯状の麺料理で、食感はもちもちとしたうどんといったところ。伸ばした後も切らないまま茹でるため、長いもので麺1本が1m以上にもなる。これに茹で野菜やネギ、刻み生ニンニクなどをトッピングし、混ぜ混ぜして食す見た目ほどは辛くはなく、腹もちもいいため、今すぐ満腹になりたい腹ペコさんにオススメである。つるつると滑る箸を用い、どこで麺を切って食べるのか迷いながらのbiangbiang麺は、このボリュームで15元。他に特色ある料理として、蕨の根から取れるでんぷんで作られた黒い麺「蕨根粉」を使った「农家臊子蕨根粉(大碗・15元)」も。つるつるとした食感に、酸味と辛みタレが絶妙にマッチ。こちらも試してみたい。

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【老陕居 林和西横路店】
住所: 広州市天河区林和西横路196号 (地下鉄3号線・APM線林和西駅A出口徒歩10分)
電話: (86)20-2907-3885
時間: 9:30~22:00

西貝莜面村
様々な形の手作り麺を実演せいろ蒸し製法「莜(よう)麺」専門店

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ガラス張りの清潔な調理場では、粘土のような莜麺の塊から、小魚のような形をした麺が次々と同じ大きさに紡ぎ出されては積み上げられていく。莜麺は、
莜麦(内モンゴル特産のオーツ麦・ハダカエンバク)を原料としたせいろ蒸し麺で、意外としっかりとした食感が出る。クセがないのでどんな味付けにもよく合う。ユニークな形の筒状の麺に、肉・野菜・キノコなどが入ったスープをかけて食べたり、刻み野菜たっぷりのトマトソースと合わせたりと楽しめる。他に、あっさりとしたトマト味のスープに、素麺のような細麺と卵が浮かぶ「張爷爷手芸制作的空心挂面(経典酸汤・17元)」や、ボリュームたっぷりの野菜が嬉しい凉皮など、西北の麺料理が堪能できる。

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【西貝莜面村 広州正佳広場店】
住所:広州市天河区天河路228号正佳広場6階6C057B
電話:(86)20-3888-8989
時間:11:00~21:30
WeChat公式アカウント:xibeibeijing

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