中国十大庭園のひとつ「清暉園(せいきえん)」広東省佛山市

2014/03/17

清暉園(せいきえん)佛山市の順徳区大良にある「清暉園」は、中国国家AAAA級の観光地に指定された中国十大庭園のひとつだ。しかも番禺の余蔭山房、東莞の可園、佛山の梁園とともに岭南四大名園に数えられ、多くの観光客が訪れる人気スポットでもある。1959年から修復が行なわれ、美しく整備されている。
清暉園は明時代の末、状元(科挙制度の最終試験でよい成績を修めた人に与えられる称号)になった、黄俊という人物が黄家祠などを作ったのが始まりだといわれている。清時代になると進士龍応時が購入し、脈々と受け継がれてきた。
順徳料理敷地面積は、約2万㎡と広大だ。回廊式の作りで趣向の異なる部屋が数多くあり、入園時に配られる地図を片手に巡ると、随所に、陶器、彫刻、ステンドグラスなどが用いられた岭南文化の素晴らしさを知ることができる。

見どころのひとつ、「風来峰」には高さ約12mの広東省で最も大きいといわれる花崗岩が使われている。階段を使って頂上へ登ってみよう。ほかに、船の形をした小姐楼なども必見だ。

清暉園を見学した後は、本場の順徳料理を。広東料理のひとつに分類される順徳料理は、広州市内にもある毋米粥のお粥鍋が有名だが、他に水牛のミルクを使った炒め物料理や、魚のすり身を焼いたもの、牛乳プリン「双皮奶」などもオススメ。ぜひ目と舌の両方で観光を楽しもう。

清暉園の庭園 ステンドグラス 清暉園 内部

 

清暉園

清暉園
アクセス:広州市内から車で約1時間
開放時間:8:30~17:30
住所:広東省佛山市順德区大良清晖路23号
電話:(86)757-2222-6196
入場料:RMB15

※2014年2月の情報です。料金や営業時間などは変更することがあります。

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