ジュエリーブランド「SHO」中環（セントラル）

2014/03/24

ジュエリーデザイナーのサラ・ホーサラ・ホー(Sarah Ho)は、今をときめく若手ジュエリーデザイナーだ。イタリアやイギリスなどで数々のジュエリー賞を受賞した経歴を持ち、流行を作る人＝トレンドセッターとして、世界のジュエリーデザイナーベスト100に2年連続で選ばれた。そんな彼女が2006年にイギリスで立ち上げたジュエリーブランド「SHO」が、いま香港でも話題を集めている。
サラは香港生まれ、マカオ育ち。ロンドンの大学でファッションとジュエリーデザインを学ぶため渡英し、卒業後はベルギーで宝石鑑定人となった。まさにジュエリーのプロフェッショナルだ。近年、スワロフスキー社やスイス銀行、ロンドンコレクションなどとコラボレーションした作品を発表したことで彼女の才能が広く世に知れわたり、今ではジュエリー業界で一目置かれる存在となった。SHOでは、18金や高品質のシルバーを使ったシリーズなどを発表してきた彼女だったが、2011年発表の「サラ・ホー・クチュール」と名付けたシリーズは、彼女の得意とするクラシックなデザインが高い評価を受け、同ブランドのレベルを一層引き上げる結果となった。
「V-seal」シリーズは、ヴィクトリア朝時代の装飾品に触発された幾何学的なラインが特徴。そのなかでも「V-sealヴィクトリアペンダント」は、落ち着いた輝きのクオーツと18金の相性が絶妙だ。さらにそこに丁寧に並べられたグリーンのツァヴォライトがアクセントとなり、女性らしい仕上がりとなっている。「コイン」は、幸運と成功をもたらすと言われている、古代中国の硬貨からインスピレーションを受け、デザインされたシリーズ。香港で生まれたサラが、子供の頃に祖父から贈り物としてもらった硬貨を思い出し、彼女の第一子の誕生を祝うために制作したという。そのリングは存在感がありながらも、指をとても上品に見せてくれる。また「パラディ」シリーズは、20世紀の有名なオートクチュールのファッションデザイナーであるジョージ・バルビエの作品に見られる、楽園の鳥や美しい自然のイラストをモチーフにデザインされたもの。このシリーズの一つである「パラディフェザーペンダント」は、ダイヤがふんだんに散りばめられているにも関わらず、繊細なデザインによって鳥の羽根のように軽やかで気品がある。
SHOの新作アイテムはランドマーク内の百貨店Harvey Nicholsで購入できる。自分へのご褒美や、愛する人へのプレゼントにぜひどうぞ。