故郷紹介「鹿児島県便り」

2018/09/05

PPWでは、より地元密着型を目指し、隔週で各県の取り組みや故郷紹介を行っていきます。

第五弾は「鹿児島県」!
ジェトロ香港事務所(鹿児島県共同事務所)・竪山氏にお話を伺いました。

所長

 

香港進出の背景をお聞かせください。

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我が県は1985年にジェトロ香港事務所に駐在員を設置し、今年で33年目となります。1972年の鹿児島と香港を結ぶ直行便開設を契機として交流が始まり、1980年には第1回鹿児島・香港交流会議が開催され、経済・観光・芸術・文化等の幅広い分野での交流を活発にするため、駐在員設置に至りました。鹿児島・香港交流会議は今でも続いており、今年で第21回目を迎えます(2年に一度の開催)。

 

 

 

香港での取り組みとその状況はいかがですか?

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当事務所の取り組みは、主に「物産(貿易促進)」「観光(インバウンド)」「国際交流」の3つです。
「物産」に関しては、レストランとタイアップしたフェアを実施したり、鹿児島にバイヤーを招へいして商談会を行なったり、焼酎メーカー等の民間企業のサポートを行なっております。鹿児島には牛肉・豚肉・鶏肉・さつまいも・ブリ・カンパチ等、生産量が日本一の特産品がたくさんあります。特に、牛肉は生産量だけでなく、昨年、和牛日本一を決める品評会で総合優勝しています。香港における輸出量も日本一で、毎年順調に伸びています。「観光」では、香港の旅行会社へのプロモーションをはじめ、メディアやKOL(KeyOpinionLeader)と呼ばれる香港人のブロガー・写真家等を招へいし、鹿児島の認知度向上とイメージアップに取り組んでいます。

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香港人向けのFacebookページも開設しており、毎日更新しています。
現在、香港・鹿児島路線は、香港航空と香港エクスプレスが週5便ずつ(計10便)飛んでいます。定期路線就航前の2013年に比べ、2017年の香港からの宿泊者数は約17倍にまで伸びました。
「国際交流」では、鹿児島・香港交流会議を核として、芸術文化交流・青少年交流等を行なっています。香港における鹿児島のファンクラブである「香港かごしまクラブ」には400名以上の会員がおり、年1回の総会開催、情報誌の配布等を実施しています。また、四半期に1回程度「香港鹿児島県人会」も開催しています。

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今後、どのような展開を考えていますか?

これまでの活動を、これからも着実に積み重ねていきます。レストランとのタイアップや、シェフやバイヤー等の鹿児島招へい、商談会の開催等により県産品の取引拡大を目指します。
また、香港人は新しいもの好きなので、飽きがこないようなPRを行ない、リピーターをつかむような仕掛けを作っていきたいです。Facebookを活用して、鹿児島の旅行プランを作ってもらうコンテストや鹿児島で撮った自慢の写真を投稿してもらうフォトコンテストを実施しており、秋には「焼酎トラム」等のイベントの開催を計画しています。

 

 


ジェトロ香港事務所(鹿児島県共同事務所)
住所:Rm. 4001, 40/F., Hopewell Ctr., 183 Queen’s Rd. East, Wan Chai
電話:(852)2877-1696
フェイスブック:鹿兒島最新最Fun

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