キレイをつくるレシピ帳 第39回「たっぷり根菜キーマカレー」

2018/11/21

川島令美

皆さんこんにちは。フードコーディネーターの川島です。美容を絡めた日本のトレンドを基に、「キレイをつくる」レシピを皆さまにお届けしていきます。
メイクや服装で見た目を変えることはできますが、本当のキレイは身体の中から。
これから紹介していくレシピを日々の生活に取り入れて、心も体も美しくなりましょう!

 

美味しくキレイを手に入れよう
〜たっぷり根菜キーマカレー

 

根菜のおいしい季節がやって来ました。
ゴボウやカブ、大根、ビーツ、人参・・・根っこを食べる印象の強い根菜類ですが、これらのように土の中でまっすぐに伸びる直根タイプの根菜類。
そして穴の空いた風貌が今の時期を感じやすいレンコンや生姜、里芋やジャガイモのように根っこの膨らんだ部分を食べる塊茎タイプ。
根にも茎にも似た部分の山芋や、玉ねぎ、ラッキョウのようなうろこ状の葉の集合体の鱗茎タイプのものも根菜類に分類されます。
根菜類は食物繊維豊富で、土の中の栄養素をたっぷりと吸収して育ちます。胃腸を整え、体を温める効果もある季節の根菜は、ぜひ日々の食卓に取り入れたいですね。

 

今回は、根菜をたっぷり使った、食感も美味しいキーマカレーをご紹介したいと思います。

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たっぷり根菜キーマカレー

玉ねぎ 中1/2個
Aにんにく(みじん切り)      1片
Aしょうが(みじん切り)      1片
オリーブオイル           小さじ2
合挽き肉              200g
塩                 小さじ1/2程度
ごぼう               1本(100g)
レンコン              1本(100g)
人参                中1/2本
ホールトマト(潰す)        1/2缶(200g)
Bカレー粉             大さじ2
Bケチャップ            大さじ2
Bウスターソース          大さじ2
Bオイスターソース         大さじ1
Cベビーリーフ、ゆで卵、アーモンド お好みで

①玉ねぎ、ごぼう、レンコン、人参を粗みじん切りにする。
②フライパンにオイルを熱し、Aを加え香りを出し、玉ねぎを加えしんなりするまで炒める。
③ひき肉をほぐしながら炒めたら塩をし、①の残りの根菜も加え炒め、ホールトマトも加え一煮立ちさせる。
④Bも加え混ぜ、煮炒める(5分)。
⑤器にライスと共に盛り付け、Cを好みで添える。

 

今回はレンコン、ごぼうといった秋~冬ならではの根菜類に、通年手に入りやすい人参、玉ねぎを使用したキーマカレーにしました。
具材が細かい分普通のカレーよりも煮込み時間が少なく、粗みじん切りする部分はフードプロセッサーがあれば全てを一気に細かくできるので、短時間で美味しく食べられるのもキーマカレーの良いところ。
普通のカレールーには脂質が多く含まれていますが、カレー粉を使用することで余分な脂質も抑えることができます。
ごはんの進みやすいカレーも、レンコンやゴボウといった根菜類が入っていると自然と咀嚼回数が増えますね。白米を半量玄米に変えたり、アーモンドなどのナッツ類をプラスしてさらに噛みごたえを良くするのもオススメです。
咀嚼することは満腹中枢を刺激するだけでなく、顎周りの筋肉を引き締めて小顔にも繋がるので日々気にかけたいものです。
ちなみにごぼうのポリフェノールには若返り効果があるといわれています。アクの部分、そして皮付近に多く含まれているので、土の汚れは包丁の背で軽くこそげる程度にして、水にも長時間さらないようにしてごぼう本来の美味しさを味わうことが、キレイにも繋がりますよ。

季節の根菜類を食卓に組み込んで、美味しくキレイを手に入れてくださいね。

 

 

こちらのレシピは一例になり、過度に同じものを摂取するのはバランスの偏りとなり返ってお肌にも悪影響がありますので、それぞれの栄養素をひとつの食品に偏らず取り入れてください。

協力:日本ボディスタイリスト協会
参考文献:食品成分表、新エステティック学


川島 令美 (かわしま れみ)プロフィール
フードコーディネーター/料理家/モデル
女優・モデル業と並行し、現在はフードコーディネーターとしてテレビドラマ、広告などのフードコーディネートやスタイリング、雑誌や書籍、WEB媒体にレシピやコラムを掲載、飲食店店舗のメニュー開発や監修、そして料理系のセミナーやイベントへの出演など幅広く活躍中。美食同源を提唱しており、日本ボディスタイリスト協会の食学科顧問を務めセミナーなども行っている。
公式HP:www.vivienne.co.jp/remi

 

 

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