コーヒー特集 Part 4

2019/05/08

ダイオーズ香港総経理の福光博一氏に聞く!
香港コーヒー文化の到来!

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私が香港に在住した25年前、コーヒーと言えば大きなマグカップに牛乳と砂糖をたっぷり入れた、チャーチャンテンの飲み物といった感じでした。香港人の好む白珈琲ですね。しかしUCCやPOKKAが香港に進出するようになって以来、ドリップコーヒーが普及するようになりましたがそれでも富裕層にしか手の届かない高価な嗜好飲料でした。

1990年代初めに世界大手のコーヒー「Starbucks(以下、スターバックス)」や香港企業の「Pacific Coffee(以下、パシフィックコーヒー)」が本格的に香港で多店舗展開を進めるようになってから、ようやくコーヒー文化と呼べる第2の波が到来したのではないかと思います。欧米帰りの帰国子女はこの波に乗って香港に街角カフェを続々とオープンさせました。現在は第3の波と呼ばれる「サードウェーブコーヒー」が香港にも流行し、近年、上環(ションワン)界隈で本格的なコーヒーを提供するカフェテリアが増えてきました。

当社ダイオーズは、2010年にスターバックスとパシフィックコーヒーがそれぞれ100店舗を出店したタイミングで香港進出を視野に入れ、同年8月にダイオーズ香港法人を設立しました。設立当時、主に日系企業を中心にオフィス向けエスプレッソコーヒーを販売していましたが、第2の波が来たとはいえ、オフィスで働くスタッフの方々はインスタントコーヒーか業務用デカンタで作ったレギュラーコーヒーを飲んでいました。

一番苦労した事は営業先の総務部が「本当に美味しいコーヒーを飲む」よりも「1杯あたりの料金」「マシンの清掃」を重視していた点にありました。コーヒーマシンを社内へ設置して美味しい出来立てコーヒーを楽しむ文化はまだ浸透していなかったのです。

現在では日系企業、香港企業及び欧米企業など約200社のオフィス向けに加え、山崎パン様の10店舗にコーヒーマシンを設置させていただき、お客様が気軽にコーヒーを楽しめるセルフサービス制度を導入しています。その他にもジャパニーズカフェ「Maccha House(抹茶館)」様の6店舗やヘアカット専門店「QB House」様の香港国際空港店などにもコーヒーマシンを設置させて頂いています。

今ではマクドナルドやコンビニエンスストアなどでも気軽に出来立てコーヒーが飲めるようになり、ようやく香港にもコーヒー文化が根付いてきたのかなと嬉しさを感じています。さあこれからですね。

 

ダイオーズについて

株式会社ダイオーズ(東証一部)は1969年創業で、今年で50周年を迎える。海外ではUSA(カリフォルニア)、台湾(台北)、中国(上海と北京)、韓国(ソウル)、香港及びシンガポール、マレーシア(クアラルンプール)8都市に海外展開、オフィスコーヒーサービスを中心とした各種サービスを手掛ける。ダイオーズ香港ではオフィス向けコーヒー以外に13種類のフレーバーから自由に選ぶことができる高機能ティーサーバーのレンタルサービス事業も行っている。

 

 


Daiohs Hong Kong Ltd.
住所:Rm. A2, 5/F., Mai Wah Ind’l Bldg., 1-7 Wah Sing St., Kwai Chung
電話:(852)2877-7311、(852)9022-4559(福光まで)
メール:h.fukumitsu.hk@daiohs.com
ウェブ:www.daiohs.com.hk

 

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