オープンから13年「日本料理店 和作」広州市天河区

2014/04/30

広州にオープンして13年、独自の味を守り続ける日本料理店

和作 コロッケここ数年で日本料理店が増えたとはいえ、日本人オーナーが自ら厨房に立ったり、ホールで接客する店は少ないという。そんな中、ここ「和作」はオーナー太田さんがいつも店内で顧客を迎えてくれるうれしい日本料理店だ。

2001年7月に広州東駅付近にオープンして今年で13年、現在の場所には3年前に移転してきた。「開店当初は中国語もできず、文化の違いにも戸惑ったが、広州人の奥さんと二人三脚でここまでやってきた」と笑顔で語る太田さん。最初は日本人客が多かったが、だんだんと中国人や欧米人の顧客も増えてきたそうだ。

和作 お刺身同店は、新鮮な食材をオーナーが直接吟味して仕入れており、とんかつソース、サラダソースなどはすべて自家製を用意している。このこだわりはオーナーが日本で修行していた時から変らない。日本人客の大半がオーダーするという刺身は特に厳選されており、マグロ、ブリは愛知から仕入れているため、脂がのっていて口に旨みがひろがる。また和風サラダはレタス、キュウリ、トマト、アスパラ、コーンなど新鮮野菜に、マグロ、サケ、とびこが色鮮やかに盛られている。そこに秘伝の「のりソース」をかけていただくのがおいしい食べ方。のりソースの風味がサラダや刺身の味を引き立てている。のりソースの材料について尋ねると「それは秘密」とのこと。さらに天ぷらなどの揚げ物も自慢の一品だが、チーズ入りのメンチカツは衣がサクサクで中のミンチ肉は甘味や旨みがぎっしりつまっていて、ソース無しでもミンチ本来の味が堪能できる。それもそのはず、揚げ物の場合はメンチカツにしてもアジフライにしても冷凍での作りおきはしない徹底ぶり。開業当時から変らない方針だ。

ランチは鰻定食(RMB58)、刺身定食(RMB58)、焼き魚定食(RMB48)、とんかつ定食(RMB38)、生姜焼き定食(RMB30)と種類も豊富。さらに夜メニューは週替わりで提供される一品料理がお酒のつまみに最適。もずくやたこわさび、べったら漬けなど珍しい品々が並んでいる。顧客の要望を取り入れた「おまかせ」メニュー(ビール大1杯付きでRMB90)などもあなたを満足させてくれるだろう。

日本企業や日本人学校ともつながりも深く、イベントの際は出張して料理を提供するとのこともある同店。「今後もたくさんのお客様に自慢の料理を楽しんでいただきたい」と真剣に語るオーナー。ぜひ足を運んで、昔ながらの変らない味を楽しんでほしい。

日本料理店 和作

 

和作
住所:広州市天河区天潤路445号101舗
時間:11:30~14:00 / 17:30~22:00 (LO21:30)
電話:(86)20-3890-4039

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