香港在住日本人主婦が綴るリレーミニエッセイ Vol.149

2020/02/26

 ESSEI 1フォトじぇ

Vol.25

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開催中止が残念過ぎる…
世界最大級の現代アートフェア「アート・バーゼル」

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 こんにちは!香港でカメラマン兼ライターをしている、Sayaです。2020年がスタートしてからすでに丸2ヵ月が経とうとしているなんて、なかなかのスピード感で時間が過ぎていっています。そう、1年前にも全く同じテーマで、このミニエッセイを書いたんだっけ。そのテーマとは

 

 「Art Baselアート・バーセル)」

 

 「アート・バーゼル」とは、1970年、スイス北西部の都市バーゼルでスタートした、世界最大級の現代アートフェア。同じ名称で、毎年、香港と、米国のマイアミ・ビーチでも開催されていて、世界中から美術商やバイヤー、コレクターが集結する。もちろんチケットを購入すれば、一般の人たちも参加可能。様々なイベントも開催されており、それらも「アート・バーゼル」の魅力。

 香港では、毎年3月末に行なわれていて、今年も319()21()で開催が予定されていました。なのに、なのに

 

 まさかの開催中止だなんてーーー、涙。

 

 昨年は、特別公開期間も含めた5日間の会期中で、過去最高となる88,000人の来場を記録したそう。きっとこれまでアートに興味がなかった方々も含めて、今年の開催を楽しみに待っていたという方も多いのではないでしょうか。新型肺炎コロナウイルスの蔓延を危惧してのこと、フェアに参加する全ての人たちの安全を考えてのこと、そうはわかっていても非常に残念ですね。

 とはいっても、残念がっているだけでは仕方ないので、昨年、香港で開催された会場の様子をお送りします!

 

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 通常の美術展にはない、バイタリティあるイベント。そもそも、出展しているギャラリーやアーティストは、来場者をアートで楽しませようというより、世界中から集結する、美術商やバイヤー、コレクターたちと出会うのが目的。この日は、そんな尖鋭的な姿勢と、作品から漂うペイントのにおいに、クラクラしながら帰路についたのでした。

 今回は、延期ではなく、中止。すでに次回の開催が決まっていて、2021325()27()なのだそう。1年先となりますが、この日を元気に迎えられるように、健康に気をつけながら、アートを感じる心を育みながら、首を長ーーーくして待っていようと思います。

 

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Profile

Sayaのプロフィール
香港でカメラマン・ライター・コーディネーターとして活動。香港が大好きで、街歩きをしているときが至福の時間。趣味は、カラオケ、ヨガ、そして、もちろんカメラ。みつ子とにゃんこ先生の飼い主。つまりは、大の猫好き。2016年より香港で生活。
ブログ:photogenic-hk.com

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