キレイをつくるレシピ帳 第55回「美味しくキレイを手に入れよう 〜 山菜ペペロンチーノ」

2020/03/25

kawa1皆さんこんにちは。フードコーディネーターの川島です。
美容を絡めた日本のトレンドを基に、
「キレイをつくる」レシピを皆さまにお届けしていきます。
メイクや服装で見た目を変えることはできますが、
本当のキレイは身体の中から。
これから紹介していくレシピを日々の生活に取り入れて、
心も体も美しくなりましょう!

 

美味しくキレイを手に入れよう
〜 山菜ペペロンチーノ


山菜 春になり、冬眠から目覚めた熊がはじめて口にするといわれるふきのとうは“春の使者“とも言われ、2~4月の限られた時期に味わうことのできる春の訪れを教えてくれる山菜です。
 ふきのとうには、血行促進やホルモンバランスの調整、そして細胞の老化防止に役立つ若返りのビタミンと言われるビタミンEがたっぷり!むくみ改善のカリウムや、デトックス効果のある食物繊維も含まれています。
 今回は、クセになるほろ苦さも美味しい、ふきのとうを使用したパスタレシピをご紹介します。

 

P14 Health _KIREI_733

 

❶ ふきのとうを3~4分塩茹でし、冷水にさらしておく。パスタを袋の規定時間より1分ほど短めに茹でる。

❷ ふきのとうは水気を切り、4個を1/4にカットし、残りは粗く刻む。ニンニクはすり下ろし、アンチョビは刻む。ベーコンは1センチ幅にカットする。

❸ フライパンにオリーブオイルとニンニク、アンチョビを熱し香りを出し、ベーコンを炒め、ふきのとうも加え軽く炒める。

❹ 茹であがった①のパスタとゆで汁を加え炒め、塩少々加え味を整える。

❺ 器に盛り付け、黒胡椒をふりかける。

 

 ふきのとうは、の工程で茹で冷水にさらすことによりアク抜きをし、苦味を抑えます。フキノトキシンと言われる肝毒性の強い成分をアク抜きで取り去るためですが、ケンフェロールと言われる免疫を高める体に良い苦み成分も含まれていますので、30分から~苦いのが苦手な方は半日程度水にさらすなど、お好みの状態を試してみてください。

 ちなみに今回パスタ麺は、グルテンフリーの「オーガニックキヌアスパゲッティ」を使用しています。子供が小麦アレルギーということで、我が家ではグルテンフリー麺を色々試しているのですが、現在グルテンフリーは日本でもとても注目されている美容ワードです。パスタを食べるとき、具材だけでなくぜひ麺からセレクトしていきたいですね。こちらに関してはまた改めて。

 クセになる春の苦みを味わって、ふきのとうで美味しくキレイを手に入れてくださいね。

 


川島 令美 (かわしま れみ)プロフィール
フードコーディネーター/料理家/モデル
女優・モデル業と並行し、現在はフードコーディネーターとしてテレビドラマ、広告などのフードコーディネートやスタイリング、雑誌や書籍、WEB媒体にレシピやコラムを掲載、飲食店店舗のメニュー開発や監修、そして料理系のセミナーやイベントへの出演など幅広く活躍中。美食同源を提唱しており、日本ボディスタイリスト協会の食学科顧問を務めセミナーなども行っている。
公式HP:www.vivienne.co.jp/remi

こちらのレシピは一例になり、過度に同じものを摂取するのはバランスの偏りとなり返ってお肌にも悪影響がありますので、それぞれの栄養素をひとつの食品に偏らず取り入れてください。
協力:日本ボディスタイリスト協会
参考文献:食品成分表、新エステティック学

Pocket
LINEで送る