カバーストーリー 2020年8月第2週号「夏の漢方」

2020/08/12

P16 HK Beauty Salon 751

 

DSC07034 香港に来て、「体に熱がこもる」という感覚を味わった人も多いのではないだろうか。実は、高温多湿の気候がこのような症状を引き起こす。夏になり、気温が上がると共に、体内にも熱がこもるようになるのだが、通常は、汗をかいたり、呼吸で冷えた空気を取り込むことで、熱を発散させ、体温や体調を維持している。しかし、この発散が上手くできないと、体にこもった熱が原因となって、倦怠感や頭痛などの問題が発生するようになる。

 実は、新型肺炎コロナウイルスの感染を防ぐために着用しているマスクも、熱の発散を妨げる要因となっている。自分の呼吸によって、マスク内の空気が温まってしまうため、体内に冷えた空気を取り込むことが難しく、体温を下げることができないからだ。

 もちろん積極的に汗をかいたり、呼吸を意識したりするのは大切だが、なかなかそれが叶わないことも多い。そんなときは、「漢方」に頼るのが一番!ここ香港は、漢方大国!ぜひ一度中医の先生に診察してもらって、自分に合った漢方薬を処方してもらおう。もし中医のハードルが高い場合は、街中でよく見かける「涼茶舗」もおすすめ。読んで字の如く、体の熱を逃し、涼めてくれる漢方茶を取り扱っている。お店の方に症状を伝えると、それに合ったお茶を提案してくれ、気軽に購入できる。上手く「中医」や「涼茶舗」に頼りながら、健康で快適な夏を過ごそう!

 


QR_5344412019年12月第3週号掲載の「漢方&ヘルス特集」も併せてご覧ください。☞

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