季節の暦 二十四節気 「小雪」

2022/11/23

2022年は11月22日
二十四節気(にじゅうしせっき)とは、1年を春夏秋冬に分け、さらにそれぞれを6分割した24の季節区分のこと。
2000~3000年前の古代中国が起源とされる暦で、季節の移り変わりを示す指標として、昔から農業などで重宝されてきた。koyuki1

暦上ではもう冬。11月22日から12月6日までの約15日間を二十四節気では「小雪(しょうせつ)」という。北の地方では初霜が降りはじめるが雪はそれほど多くなく、これから寒さの本番を迎えるという意味で、本格的な冬の到来に備える時期といえる。
日本の食材でいまが旬といえば、春菊、長ネギ、ほうれんしくなる。白菜や大根もみずみずしく甘みが増すので、鍋をするにはぴったり。この時期は、新嘗祭(にいなめさい)と呼ばれる収穫への感謝を表す儀式が昔から執り行われてきたほど、食材が豊かになる。
一方、香港はというと、この時期の平均気温は約20度。日本と比べて温かいとはいえ、やはり日は追うごとに短くなり、夕方にはすっかり暗闇に包まれるようになった。日照時間が短くなったことで体調不良に陥りやすいので、日の光を適度に浴び、心も体も健やかに過ごそう。koyuki2  食事の面では、冷え対策と腎臓の栄養補給に重点を置きたいところ。香港では、大根や栗、くるみなどを食べるといいと言われる。大根は健胃作用に優れており、むくみ解消効果も。栗やくるみは腎機能を高め、体の中に溜まった老廃物や取りすぎた塩分を外へ放出することを助ける役割がある。おすすめは香港秋冬の風物詩、街角の焼き栗屋台。どこからともなく現れるあの屋台のストリートフード、あつあつの焼き栗で寒い冬に備えよう!

Pocket
LINEで送る