夏冷えにご用心!楊さちこ中医美容学

2014/08/19

夏冷えにご用心!

暑ければ暑くなるほど、体は冷たいものの食べ過ぎ、飲み過ぎや、冷房の効き過ぎで、意外なほど冷えてしまいがち。
夏の冷えは、体にびっくりするほど大きな負担をかけます。冷たいものの摂り過ぎはもちろん、暑いからといってシャワーではなく、きちんとお風呂につかるとか、冷房の風に直接当たらないようにして、夏の冷えから身を守るのが大切です。

冷え知らずの法則第5か条

第1条 朝1杯のお湯をのむべし
朝起きたときに何を飲んでいますか?冷たい水?コーヒー?Breakfast(朝食)の本当の意味は、「断食を終える」。私たちは、毎日夕食から朝食までの間に「プチ断食」をしているのです。断食の後に冷たいものは取りませんよね。胃にこたえるものも取りませんよね。冷たいものは内臓を冷やします。内臓が冷えると新陳代謝も低下してしまいます。だから、朝の起きぬけには、【お湯】を飲むことをおススメします。体が温まると目覚めもスッキリするし、朝のリズムも整いますよ!

第2条 体温を左右する食品を見極めるべし
一般的に、水分が少なく引き締まっている食品は体を温め、水分が多く柔らかいものは体を冷やします。わかりやすい例えで言うと、蕎麦やスパゲッティは堅く締まっているので体を温め、柔らかく水分の多いうどんは体を冷やします。また、水分の多い牛乳はそのままだと体を冷やす食品ですが、水分を取り除いたチーズになると、体を温める食品になります。

第3条 体を冷やさずに野菜をたっぷり摂るべし
野菜というと、サラダやジュースで摂る方が多いですが、この摂り方は体を冷やす原因に。スープにすると、体が冷えずに量もたくさん食べられるのでおススメです。スープは水に溶け出したビタミンやミネラル分もまるごと摂ることができます。

第4条 体温は36.5℃以上に維持するべし
細胞が活発に活動できる良い体温は、36.5℃です。日ごろから、体温を36.5℃に維持することで、肌の細胞の活動性が上がり、寒く乾燥する冬でも、乾燥知らずの肌を保つことができるようになります。この体温を維持するためにも、こまめに体温を測るようにしましょう。そして、36.5℃以下であれば、体を動かして体温を上げる努力をしましょう。

体温を上げるためには、厚着をして「保温」をしてもだめです。保温は、漢字そのままで、体温を保つことです。体温を上げることではありませんね。効率よく体温を上げるためには、筋肉を動かすことがよい方法です。筋肉を動かすには、エネルギーが使われます。エネルギーは、筋肉を動かす力となるだけでなく、一部が熱に変わります。ですから、強い力で筋肉を大きく動かすほど、多くのエネルギーが使われるため、多くの熱が発生します。
第5条 冷えない体をつくるトレーニングをするべし
冷えやすい体と、冷えにくい体がありますが、実は、ちょっとしたことで、冷えない体をつくるトレーニングができます。体をしっかり温めた入浴の最後に、足首から下に冷たい水をかけて下さい。

最初は冷たくてびっくりしますが、すぐに体がぽかぽかと温まってきます。冷えた部分に血液が集まってくるため、体の血液循環も良くなります。

【楊さちこ先生のプロフィール】
1961年大阪生まれ。南京中医薬大学。楊さちこ
中医美容教授・中医学博士。
日本と香港・中国のアジアンコスメブームに火をつけた第一人者。アジア各地において商品開発から美に関するトータルプロデュースを手がけるほか、各地において美容セミナーを開き、「楊さちこ式美容メソッド」「脱ファンデーション」を伝え、幅広い年齢層の男女から絶大な信頼と支持を得ている。

楊さちこのアジアンビューティースタイル公式サイト
Repeque®-レピーク
http://www.yo-sachiko.com

香港ときどき海外発!
中医学博士・楊さちこの『アジアンビューティまっしぐら』@アメブロ
http://www.asian-cosme.asia

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