夏を綺麗で健康に過ごす方法 楊さちこ中医美容学

2014/09/01

夏を健やかに過ごすコツ

夏は気温も湿度も高く、自然界の植物も成長を遂げ繁殖する季節

まだまだ暑い夏。暑さのため麦茶やビールなど冷たい飲み物を摂り過ぎてしまいがちですが、冷たい飲食物の摂り過ぎは胃腸の働きを弱らせ、気の不足を助長し、免疫力の低下につながるのです。

また暑さをしのぐために私たちのからだは皮膚の汗腺が開いて汗をかき体温を調節していますが、このときに冷房などでからだを冷やすと、夏カゼをひきやすくなります。夏カゼによく見られるムカムカや下痢などの症状は、胃腸の働きが弱っていることでからだ全体の水分代謝がうまくいかず、不要な水分がからだに溜まってしまうことによるのです。

一方、汗をかきすぎると、からだ全体の水分が減少し、同時に気も消耗します。このことは血液濃度や心臓の働きにも影響を及ぼし、心臓に負担をかけることに。汗のかき過ぎによる動悸、息切れなどは、心臓からの赤信号。だから、夏は水分や水分が生まれる食べ物を上手にとることが健やかに過ごすコツなのです。

夏を健康でキレイに過ごすための秘訣

①自然の風に吹かれる
夏は汗をかくことにより排毒をはかる時期なので、クーラーの中での汗をかかない生活は、体をだるくさせてしまいます。

②家の中をじめじめさせない
じめじめさせることにより、体の中にも湿気がたまり、むくみの原因になります。

③おススメの食材
ⅰ.汗をかいた後に水分を補給する:冬瓜、きゅうり、へちま、かぼちゃ、にがうりなど
ⅱ.のどの渇きをなくし、暑さを醒まし、清熱することにより排毒、排便を促す:へちま、トマト、セロリなど
ⅲ.夏の病気予防に、殺菌作用のあるもの:にんにく、たまねぎ、ねぎなど

④夏風邪にこの処方
用意するもの:ねぎの白い部分をそぎ切りしたもの1本分、生姜ひとかけを千切りにしたもの、黒砂糖小さじ1杯300ccの水を入れた鍋に、すべてを入れていったん沸騰させてから弱火で2分。コップに入れてゆっくり飲む。

夏のむくみをすっきりさせる
東洋医学ではむくみを「水毒」によるものと考えます。水毒とは、「水」が停滞している状態、つまり、体の水はけが悪い状態のことをいいます。水分が体にたまると体が冷えます。胃の消化も悪くなり、食欲不振気味にもなり、栄養不良からさまざまな不調がおこってしまいます。
その1・洗顔は冷温洗顔を
楽しく飲んだ翌日、鏡を見て唖然としてしまう、顔のむくみ。洗顔時に、冷水と温水で交互に顔を洗ってみて下さい。顔のむくみがおさまってきます。気分もすっきりして、一石二鳥です。
その2・いつでも冷え対策を
体が冷えると体内の活動が鈍くなるため、水はけが悪くなり、それが慢性的なむくみを招く原因となります。予防のためには年間を通して膝掛けをかける、カーディガンをはおる、靴下を履くなど、寒さの防御策をしっかり立てましょう。
その3・リンパ節を意識しながら洗う
リンパ節とは、体への細菌の侵入を防ぐ働きのある部分。そのポイントの代表が、わきの下と足の付け根の近くにあります。体を洗うときには、この2箇所に向かってタオルやブラシを動かしていくことによりリンパ液がスムーズに流れ、むくみの解消に役立ちます。
●ウエストから下は脚の付け根に向かうように洗う
●ウエストから上は脇の下に向かって上向きに洗う

【楊さちこ先生のプロフィール】
1961年大阪生まれ。南京中医薬大学。楊さちこ
中医美容教授・中医学博士。
日本と香港・中国のアジアンコスメブームに火をつけた第一人者。アジア各地において商品開発から美に関するトータルプロデュースを手がけるほか、各地において美容セミナーを開き、「楊さちこ式美容メソッド」「脱ファンデーション」を伝え、幅広い年齢層の男女から絶大な信頼と支持を得ている。

楊さちこのアジアンビューティースタイル公式サイト
Repeque®-レピーク
http://www.yo-sachiko.com

香港ときどき海外発!
中医学博士・楊さちこの『アジアンビューティまっしぐら』@アメブロ
http://www.asian-cosme.asia

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