漢方“養生”の知恵から生まれた「TCN PLUS」化粧品

2015/06/29

古より先人たちは、現代のわたしたちにも役立つたくさんの貴重な処世訓を残してきた。“養生”とは、先人が健康管理の探求を通して導き出した処世訓からなる健康道といえる。この養生を実践するには、日ごろの些細な事から始めなければならない。その範囲は広く、“衣食住行”(“行”は交通の意)、つまり生活の最も基本的な部分にまで及ぶ。今回は、養生を集約した大原則とも言われる言葉、“春生、夏長、秋収、冬蔵”を紹介しよう。

春 漢方 化粧品TCN PLUS春生:“春天萌生”(春は芽生え)。春はすべてのものが芽を出し活動を始めるため、陽気が多くなる。それに合わせて自然界の中で暮らす人体の陽気も高まる。また、湿度(外湿)が高くなるので、体内の余分な水分(内湿)がたまりやすくなる。そのためこの季節の養生は、内湿を除き内臓の働きを強化しなければならない。内湿を除き陽気を高めることで、抵抗力を高め、年間を通して風邪知らずの体を作ることができる。春の養生に適した食品としては、セロリ、コリアンダー、黄ニラやニラ、各種虫草などがある。内湿を除くには、生ハトムギの実も効果的。

 

夏 漢方 化粧品TCN PLUS夏長:“夏天滋長”(夏は成長)。夏はすべてのものが成長する季節。草木は成長し陽気は最高潮に達する。特に暑い日には、体内に熱がこもらないように上手に熱を発散させなければならない。適度に運動し発汗するようにし、陽気を発散させることを心がけよう。現代においては過度の冷房、冷たい食品による冷えにも注意が必要。夏の養生に適した食品としては、スイカやトウガン、緑豆などがある。

 

 

秋 漢方 化粧品TCN PLUS秋収:“秋天収獲”(秋は収穫)。夏から秋への変わり目は暑さがやわらぎ、湿度も下がる。すべてのものが実を結ぶ刈り入れの季節は、体も皮膚の毛穴を収縮させて陽気を体内へと閉じ込める。この時期に活動し過ぎて陽気を発散すると風をひきやすくなる。秋の養生に適した食品は、蓮の実、百合などの生薬。皮膚を引き締めて汗を止め、陽気を閉じ込めてくれる。肌に栄養分をキープして、ベストな状態を保とう。

 

 

 

 

冬 漢方 化粧品TCN PLUS冬蔵:“冬天儲蔵”(冬は貯蔵)。気温が低くなる冬はすべてのものが内部に蓄えられる季節。体の陽気も閉じ込められるので、活動的ではなくなる。この時期に発汗したり、飲酒で一時的に陽気を発散させたりすると、その反動で体が冷えてしまう。冬に無理をすると春になっても陽気が上がらなくなってしまうので、体を温め陽気を補うように心がけよう。冬の養生に適した食品としては、羊肉やピーナッツ、冬虫夏草などがある。

陰と陽:漢方には陰と陽という考え方がある。春夏や日中は陽に属し、陽気が多く、秋冬や夜中は陰に属し、陰気が多い。この自然の気の働きを人体や動物たちも受けるので、体にも陰陽の働きがある。体の陰陽の気もバランスを保っているが、その割合は季節に合わせ、多くなったり少なくなったりする。このバランスが崩れたときに病気になるとされる。

化粧品TCN PLUS

TCM PLUSで季節に合ったスキンケア
漢方では、体全体の不調和を正常に整え、人が本来もっている自然治癒力を高める事に重点が置かれ、複数の生薬を組み合わせることで個々の症状に合わせた漢方薬で治療する。TCM PLUSは、この中国の伝統的な漢方、調整方法論に着目し、開発されたスキンケアだ。漢方由来の有効成分が配合されたTCM PLUSのスキンケアアイテムを目的や好みによって自由にブレンドすることでその効果が最大限に引き出され、肌本来の健やかで美しい状態に導いてくれる!

香港大学教授周正峰教授
香港大学専業進修学院中医学系卒業、北京中医薬大学学士号と米国経営管理修士号を有する。現在は香港中医薬管理委員会登録漢方医、香港中医研究院教授、香港気功協会会長を務める。

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